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スタンバイ!!

平成の初薬師、真伝不動明王寺にての初薬師法要!

初薬師の縁起物として「胡桃占」を宝袋へ納め、ご縁日の8日に因み8個の宝袋を用意いたしました。

4月8日お釈迦様の誕生日にて、開眼法要を執り行いました。

その日より、初薬師法要のあと縁起物を考えておりましたところ、瑠璃光院が建立された場所へ鳥が運んだのでしょうか、鬼胡桃の木が見る間に大きく成長しておりました。

平成16年の台風23号の10月日本列島に大きな被害をもたらし、台風前日や当日のこと当時の役員方々が強風雨のなかお寺を守るべく走り寄り….ありがたいことです。

大きな車がち上がり、街では二階建ての家が畑の中で逆さまになっていました、プレハブ造りの本堂がよくも飛ばされずと手を合わせ、山を見回せば胡桃の木が本堂を守るべく風を切ったのでしょう、本堂の高さで折れていました。

本堂周辺の木立は、いつも身が折れようとも割かれようとも、皆さんの心の拠り所を守ろうと踏ん張ってくれます。

芯の折れた胡桃が哀れと思いつつも、安全上のため伐採せねばならずとの山師さんが仰り、決断を余儀無くしなければなりませんでした。

半年前の明け方、胡桃の木が瑠璃光院のところに重なり観えたのです!!

お薬師様が「胡桃」をつかい何かをつくれ、「和」という文字とマントラが幾重にも為す、そうか!!そういうことかと気付かされたのです。

直ぐ様「和胡桃」と縁がありました、別名「鬼胡桃」とも呼ばれており、食用としては紀元前7000年前から食べられていたそうです。

日本では縄文時代からあったのではないかと種実の出土事例があり、文献資料においては「延喜式」の貢納物のひとつであったと。

食用のみならず、木材としてギターにも、意外な胡桃の殻からスタットレスにも使われていたという。

古くから生活の様々なジャンルに役立つ木として知られています。

とても硬い胡桃を道具を使えば割れてしまいます、口を割らせる方法を知り、ひとつひとつ角を滑らかに磨き上げ、宝袋へ占いの方法を記した紙をしたため宝袋へ納めました。

初の初薬師のみの「胡桃占」宝袋です、もちろんタダでは差し上げません、仏様は見てござる(笑

本堂を命がけで守った、あの胡桃へご回向できましたこと心より嬉しく思います。

それでも、手にしたい、行ってみたい、占ってみたいですよね、御本尊様のところに一式置いてあります。

あっ!!

大事なこと、大概世の中は表裏一体です、よいことも悪きこともあります。

占いにも、おみくじにも表裏があり、願う前に浄財を忘れぬこと!!

私利私欲(無料)を優先すれば、たとえ吉が出たとしても倍返しの負が襲ってきます、お気をつけくださいませ。

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