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呪の色

真伝不動明王寺の守馬(しゅま)、絵馬ではなく守馬です。

ただ今「業厄払い」の準備を当日へ向けて進めております、当寺の祈願札裏へ記される、施主の名前は朱色です。

肌着やハンカチにもご朱印しており、この朱色には魔除け・不老長寿・生命力など祈願に使われております。

「呪」の文字を見ると背筋がゾッとする….

呪術と呪詛いずれも呪の文字が入っていますが、呪術は神秘的な力へ働きかけ、様々な目的を成就へ導くいわゆる書いた事柄を願う働きかけ。

一方「呪詛」は、恨みに思う相手に災いを招くよう呪う、よく時代劇などで観る「呪詛返し」とかいうのはこちらですね。

約束のうてなへ生前中戒名・法名を授かり記す場合も朱色を入れます、これも呪術のひとつ「長寿」や「生命力」を願うものです。

それぞれ守馬も朱で記され、お地蔵様・お薬師様のもとへ施主の願いを届けるひとつの方法ですね。

書けば長くなる私、神社の鳥居なども朱色が多いですね、ただ白い鳥居もあります。

無闇矢鱈に朱色を使い、呪詛などはしませんよう、矛先が必ず自分へ回ります、大きな代償を払わなければならないことになりませんように。

詳細はお寺へお尋ねくださいませ。

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