丑三つ時
ものの怪除けをつくる定められた時間がある、更に方角も二つある鬼門の生門へ向かい最もものの怪が跋扈する期間と時、「草木も眠る丑三つ時」は別世界、今でいう朝1時から3時の2時間、その中の丑三つとは2時から2時半を示します。
この時間に「ものの怪」除けをつくります。
種から綿を育て、実を採取(雨が降った後のものは不可)
乾燥させ、中の種を取り除き、ほぐしたあと綿弓を施し、埃やゴミを丁寧に落とします、まさしく気が遠くなる作務です。
餌食とする取り憑く者を探す邪魔をするわけですから、つくらせないよう困らせることを起こしてくる。
迷いは心が二つになる、迷うことが悪いわけではありません、二つになったときを待ってましたとばかりに取り憑かれてしまう。
ものの怪は死霊や生き霊より、威力があり古来より畏れられてきました。
いつの間にか霊といえば人と勘違いする輩も増え、本来のものが分かっていない、分からないから防げないのは当然と言える。
取り憑き気の病を起こさせ、その人の人生は勿論のこと被害に遭われた命さえも落としてしまう。
祈願・供養とは目的が違う「ものの怪」除け、木の芽どきに大きく現れやすい、これから強盗や通り魔・強姦・自死が増え、春先は放火が増える、これは取り憑かれてしまった結果なのです。
文字にすれば誤解が生じるので詳細は書けません、もしも、詳細を知りたいと思われる方は10人単位でお声をかけてください、お参りのついではお断りいたします。
特別なお供えを棉へ包み、意味のある寸法の布へ守護する梵字の上に。
丑三つの時間これだけしかつくれませんでした。
案の定、その時間大きな音ともにものの怪が邪魔しょうと大暴れ!!
そんなことに負けてはおられませんね。
無事つくり終え、朝勤のあと外に暴れた跡がありました。
新調したばかりの炊き出しテント、四隅の重りを括り、据付の台にも支線を張ってあったが紐は全て消えている。
無残にも骨組みが折れ、シートは無事…こちらにも紐が無い
設置場所は風当たりの一番少ないところ、ものの怪が取り憑く島がなく悔し紛れに持ち上げ捨てたようです。
ものの怪除けは、裾の内側へ名前を書き「マントラむつ目加護(籠)」へ入れてください。
さて、気になるのは「志納料」かと、特に決めはありません。
人に合わせ納るのではなく、自らがものの怪に取り憑かれ、大事になる前の除けですから各々が決められるとよいでしょう。
業厄・厄月は自らがした行為の穢れを払う(内)
取り憑かれ無いよう防備(外)、まさに内と外。
真伝不動明王寺だけのものです。
近年の人々は、大事なことに心を据えず、大事になってから慌てふためく、尊い命をケチる世の中ですね、勿体無いこと。
よい朝を迎えました。
コメント ( 2 )
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こんばんは。繁忙期のためご無沙汰しておりました。物の怪と聞いて自分が真っ先に思い浮かぶのは「もののけ姫」ですね(^^;写真で見ることができる不思議、叔父が切り絵を逆さまにしたように、そこにいるのだと実感させられます。もののけにとりつかれないよう自戒します。
会社の回線を光に変えたのでメアド変わりました。
座敷オヤジさん こんばんは もののけ姫の題名は耳にしたことがあります、機会があれば映画ですか、それともアニメーション?(*^^:)メアドの変更を承知致しました。ご連絡をありがとうございました。