お供物
昨日は「初薬師」の御縁日
縁起物は「瓢箪」でした、無病息災のお守り、腰につけていると水難に遭わない、邪殺除けにもなり、瓢箪に種を入れておいたものは芽が出る。
蔓性の瓢箪から家運繁栄、子孫繁栄の縁起物、いただいた方で邪殺除けとして置く場所をお尋ねください、ご縁のあった方だけにお話しいたします。
さて、八日のお接待のひとつとして、七草を届けていただきましたので久しぶりの「封じ丼」を召し上がっていただきました。
シャキシャキの歯ごたえとひんやり豆腐、美味しかったですよ。
午後から座敷オヤジさんから、大きな大きな「蘿蔔(スズシロ)」の供物が届きました!!
スズシロの花言葉は「適応力」とのこと、ビタミンA・ビタミンC、カルシュウムたっぷり栄養満点♪
大根といわれる由来は「大きな根」、スズシロのすずは涼しい、しろは白いところからきているそうな。
いろいろな謂れがあり、せっかく頂戴する機会に調べてみるのも面白いですね。
にーだママさんから鏡開きに合わせ、小豆とお砂糖の供物が届きました!!
小豆の赤色には災いを払う力があると信じられていました、よくないことの後に赤飯を炊き厄払いをする、また天然痘が流行した江戸時代では病気を運んでくる疱瘡神は大層赤い色を好むと考えられ、機嫌よく出ていってもらうため赤い置物や赤飯を食べ難を避けたという。
祝いのお赤飯にも、よい方向へ向かうという願いが込められており、この際に使うゴマは、切りゴマやすり胡麻は「切る」「する」などの縁起の悪い言葉として、お祝いのときは煎ったままのゴマを念のために添えるようにしましょう。
さて、門松が歳神様への目印、おせちは歳神様へのお接待、さてお正月の間、歳神様はどこにいらっしゃるのでしょう?
はい、そこのあなた正解です!!
「鏡餅」ですね、歳神様の依り代（よりしろ）である鏡餅には歳神様の魂が宿っているとされるため、鏡餅を食べることでその力を授けてもらい、一年の家族の無病息災を願います。
つまり、鏡餅は供えて、開いて、食べてこそ意味があるのです。
鏡開きが楽しみですね「善哉、善哉」
長野のヒデボウさんから梅の枝が送られてきました!
早々、阿闍梨が選び皮剥きをしておりました。
えっ?!
梅の枝って何するのかなぁ…まっすぐに伸びた梅の若い枝でつくった杖(つえ)には、邪気を払う霊力があると。
梅の杖で家の中をたたいて悪気を払ったり、真言系の寺院で修法のときに使う散杖(さんじょう)も梅の枝の杖であるという。
闇雲に梅だったらよいという訳ではなく、しっかり梅の枝を使いこなせなくてはただの枝、現代風で言うなればハリーポッターで使われる魔法の杖のようです。
残った枝は勿体無いので、梅染をしてみようかと、梅染の布で布巾をつくるとよいとも、また果実は「ウメは三毒（食物・水・血の毒）を絶つ」と伝えられる程です。
楽しみがいっぱいあって、しあわせ〜♪
明日は「本尊灯明」と厄払い・厄受け地蔵灯明について書けるかなぁ….
厄払いの添え護摩木は供物の意味合いがあります、これも早く伝えないと「終わってからじゃ遅い!!」と、お叱りを受けそうです(汗
コメント ( 4 )
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行事に込められた意味などをうかがう都度に
神仏に手抜きをすれば、それだけの御加護という住職の言葉を思い起こします。
ひでぼうさん、調べて頑張って実践なさったんですね。ありがとうございます。
ブログやお寺での法話などを通して、身を惜しまず積善に務められる信徒さん方の姿、いまさらながらに多くを学ばせていただいている睦月です。
役員へ 一番側におられ実践し、信徒さんも役員さんをお手本とし見習われるかと思います。頑張ってくださいね。
ご住職 こんばんは 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
あやや〜焦りました。どうしたって七草には間に合いません。どうしよう？お薬師さま…あずき茶…あずき粥…鏡開き…頭の中がグルグルしました。小６の時、なんでもすぐ諦めてしまう私に図工の先生が「人間ができないのは１度死んだ人間を生き返らせることだけだ」と言われました。衝撃的な言葉ですが、「生きているからこそ取り返しがつく」取り返せる、おばさんは図々しくなりました！
にーださん こんばんは こちらこそどうぞ宜しくお願いします。素晴らしい先生ですね!!知識が詰まっても実践しなければ身につきませんもの、料理と一緒で写真を見ただけでは五味わからず、今日一日を楽しく感謝その積み重ねが人生。楽しいこといっぱい見つけていきましょう!!