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晴れ着

振袖といえば長い袖、どうしてあんなに長いのでしょうね。

七五三・成人・結婚式の白無垢など、みんな長いのには訳があるからです。

実は振り袖のルーツは飛鳥時代にさかのぼるといわれています。

「振る」という動作には神様を呼び寄せる、厄を払うなどの呪術的な力があるとされてきました。

「魂振り(たまふり)」(神様の魂を揺さぶること)と呼ばれ、やがて人に対しても思いや願いを伝えるために袖を振るようになったそうな。

神を呼び厄を払い、女性としての美しさを保ち、いずれ良縁へと願う親の願いが込められているのです。

近頃は贅沢品や見栄はりのようにとらえられ、たった一日のために勿体無いという風潮や成人になったから好き勝手できると大騒ぎ、意味を知ることの大切さですね。

女の子が生まれ日から成人まで、毎日五十円・百円など少しずつ貯金箱へ貯めます。

この日は親が子を祝う細やかではあるけれど、手作りの赤飯を炊き神仏やお世話になった方へお振る舞いを致します。

自分のために早朝から赤飯を炊いてくれる母の後ろ姿、母がいなければお婆ちゃん、親戚のおばさん達がつくり、代々我が子の幸せのためを願い供物とお振る舞いのハレご飯を決して忘れないのではないでしょうか。

お山の景色を彩る「桜」作蔵(さくら)裾に流れる東の清流、手描京友禅の匠の作品、帯は本手組紐の前田保次さんが千二百個以上の駒を動かし織られたもの、ご縁とは不思議なものです。

長野県のお爺様、お父様、若旦那と三代にわたるお不動様とのご縁、お母様とコイタロウさん、若旦那の三人が長野から駆けつけて着付けをしてくださいました。

知らない事ばかりの世界、いろいろ若い者が勉強をさせていただき、ありがたいことです。

昨夜はドラマチックな満月をうてなの皆さんと観ました、勿体ないくらい美しく…

本日、月命日のキョウコさん、カズコさんのご供養の際も、ともに喜んでくださいました。

明日はテラの祥月命日、お餅やトマト、お野菜などの供物を有難うございます。

みんなと仲良く食べていただこうね。

いい日やった

 

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