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小正月

ひと昔前の十五日は「成人式」でしたが、面倒なことに毎年違う日になる。

正月三が日を大正月、月の十五日から三日間を小正月あるいは女正月(めしょうがつ)といい、女性を労わるための日があったのです。

成人式と合わせたのは、同居が多かった時代、嫁に休みをあげる大義名分もあったのではと推測します。

また、歳神さんや来客の多い月ですから、中休みの意味を込め女性を労わる男性がいたのでしょうね。

雪深いところでは二十日正月という地域もあるそうです、伝えられている行事には主役が誰で、目的がはっきりしていました、だからこそ辛抱も楽しみもあったと。

お寺には沢山の壇那がおり、あっ、壇那とはサンスクリット語でdāna(ダーナ)といい、布施をするという意味があります。

夫のことを旦那というのも、布施してくれる、所謂、食べさせてくれる男性をそう呼ぶようになったのでしょう。

檀家は檀那の家族ということになりますか。

檀那(布施)にも色々あり、毎年米を納めてくれる「米檀那」「豆檀那」「野菜檀那」….

歳神様をお迎えするためのお飾り、これにもそれぞれ檀那様がおられ、代々受け継がれていきます。

しかし、諸事情により続けることができなくなった、それを知って檀那にさせてください!!と、すぐさま手を挙げられます。

一生に一度ならず代々の家系にあるかないかのチャンスですから。

今日は「小豆檀那」からの小豆で「小豆飯」をお供えさせていただきました。

小豆の升には福禄寿のひとつ「福」の文字が書かれており、招福などの願い升。

また、小豆の赤は邪気を払うとされ、厄を落とすための食べ物の柱となっています。

キンキンに冷えた朝、白装束縫いと土の搬入

土を入れる前

オレンジのテント片面が三メーター、一番下の段まで土を運びます。

少しずつ、少しずつ前進、和慧プロジェクトを応援してくれる方々がいるからできること。

寒いでしょうからと鶏団子をいただき、夕方の底冷えがキツクなった頃…

小豆飯と鶏団子を頂戴しました、身体が温まり、また元気が出てきますと見合わせる笑顔の花。

各檀那様へ感謝のお祈りの月半ば♪

凍結しそうな夜、どうぞ暖かくしてお休みください。

いい日やった

 

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