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ものの怪除け準備中

紅絹を染め「ものの怪」除けのまだまだ準備中

信仰の薄れた心は隙だらけ、薄絹を鬱金で下染し紅花の赤だけを引き出し、何度も揉みこむように染め上げた「紅絹(もみ)で、境内地の畑にて丹精込め育てた綿を、定められた修法にて包み込みます。

綿はこれから一つづつほぐし、竹に糸を張り弓を作り、ほぐした綿のホコリを取りながら、均等になるよう打ち続けます。

気が遠くなるほどの時間を費やします、古来よりものの怪がいかに恐ろしいか…..

12月8日から跋扈する、年から年中いるわけですが、この期間のものの怪は親分のようなもの、火に魅入られ正気を失い放火する人、突然刃物に血を吸わせたくなる人、厭世観を煽られ死へ誘い込まれる人、金銀財宝の欲が増幅され肉体売る人….恐ろしいやね。

命あるものは、病にも老いも、いつしか貧富に関係なく平等に死は訪れるもの、しかし、ものの怪に憑かれてしまう非業な状況を迎える。

そうならないよう、ものの怪から除けるためのもの、お手元に渡すものではなく本堂の軒先へ2月8日まで吊るしおきます。

まだまだ完成形ではありません。。。

 

 

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