堪忍土
初地蔵会の本日、降雪を案じていましたがご当地の信徒さん方々より、お陰様でしたとの報告をいただき安堵いたしているところです。
昨夜から雨のお山、久しぶりの本降りなので嬉しいです。
人間というものは勝手なものだとつくづく思う、晴れたら晴れたで文句、慈雨も続けば文句、寒くても暑くても文句、よく知りもしないで他人の評価を上げ下げ、親の心子知らずとはよく言ったものです。
娑婆のことを「堪忍土」ともいい、四苦八苦の尽きない世界であるから「苦海」ともいわれます。
その娑婆世界の衆生を救済するのが菩薩、何事にも堪忍できる境地に至った菩薩が衆生を救済するのであります。
「ならぬ堪忍、するが堪忍」と教えられても、なかなか手強い業の様、その手に乗らぬよう用心、用心。
ある人から見れば善人、ある人から見れば悪人、思うようにしてくれるかしないかだけのこと、本音も建前もない私は私で生き生かされ、只今を生きています。
本音と建前を論じるうちはまだまだ、仏の世界は分別しない所謂無分別、そんな輩も必死で健気に生きておる、そういう輩は気づくまで放っておけと師から教わった若い頃を思い出した、いい日♪
師の言葉を思い出し、担いだ肩の荷が軽くなる、有難いことです。
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