木の芽時(このめどき)
ざわめく春の息吹、草木や虫たちが一斉に動きはじめる物凄いパワー、気が荒くれるとき。
先人たちは「木の芽時」を心底恐れ、神仏をはじめ食物に工夫を凝らし、気が狂う・気狂いの大難をやり過ごしてきました。
しかし、その方法に手抜きをすることが増え、楽を求めた結果、百鬼夜行どころか日中も平然とまかり通る。
仏の教えは中道、これを疎かにしては人の気が落ちます、さまざまな行事に込められた先人の教え、まつりがイベント化さらに中止が相次ぎ、気を安める場所も失いつつあります。
特に昨年から本年に向け、ストレスが増加し食物のアンバランスをデトックスする、来月だけは厄月でなくとも壇木・添え護摩木を供え、気が振れたものたちとのトラブルを除けるがいいと思います。
人の心に余裕がなくなり、せめぎ合いが多くギスギスした春となりましょう、お気をつけくださいませ。
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