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祥月命日

四国から奥様の15年目の祥月命日の御供養をさせていただきました。

14年前のこと、はじめて訪ねられたとき御主人様の後ろに座っていた奥様へ「どうぞ前に来てください」と声をかけたところ御主人が「後ろに誰もいないのですけれど。。。」

それからお二人を内陣へご案内しました。

奥様のお姿・病で亡くなり、悲しみの中におられるご主人のことをたいそう心配されていることを話しました。

驚かれた御主人曰く「はじめて訪ね、まだ家内の話をしていませんのに」不思議な様子、話を続けるとポトポト大粒の涙が頬を流れていました。

昨年、広島での講演会に来てくださり、年明けに来寺され供養をしたいとの申し出がありました。

昨年十一月の末ごろ電話が入り、二月に来たいとのことでしたがその予定日をお断りしました、供養の申し出を断るとは何たることとご立腹されたのです。

お叱りは当然のこと、しかし、こちらも譲るわけにはまいりません。

その答えは今日にあったのです、ここ三日前から座れないほど、寝られないほどの痛みが続き、昨日は物につかまらなければ歩けない状態を見た役員全員が心配していましたのです。

今朝も、正座ができないくらい激痛が走り、困ったものだと。。。

時間通りに御主人が杖をつき階段を上がってこられました。

昨夜からの奥様から聞いた、ご近所の田中さんのこと、その隣の駐車場、水路があり綺麗な水が流れていること、100メーターほど離れた南の空き地に紫陽花が咲くこと。。。

家の中のことや御主人の寝食、足の痛みや状況をつぶさに語ってくれたことを伝えました、家の周辺のことを知らせると主人が私だと信じてくれるでしょうとのことでした。

昨年の御供養をお断りしたのには訳があります、十二月初めに転倒され翌年の一月まで手術・入院されお約束の二月には歩ける状態になっていないからです。

頑なな御主人と約束をすれば、後悔され治りが遅くなる恐れがあると亡き

奥様がおっしゃったのです。

それでも痛みはなかなか引かず、念願を叶えるために痛みを半分引き受けることにして、今日の祥月命日に無事法要を行いました。

またお会いできることを約束され、今頃はご自宅にて奥様へ日課のお祈りをされておられると思います。

お見送りさせていただいた後、足の痛みはすっかり取れた姿に寺内一同もびっくりな一日でした。

あの世とこの世の違いはあるけれど、堅い絆で結ばれたご夫婦の幸せに合掌。

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