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感応その三

ものの怪を浄化させたあと、身体に羽が生えたように軽快、ただ感覚が勝るが故に生身とのバランスを弁えなければ転びやすい、いわゆる地に足がついていない感じです。

ものの怪の話をすれば尽きないほどある、それがある種私の日常、遊び半分・興味半分の方に付き合うほどの力は持ち合わせてはいない。

寺に戻り、翌日の越冬準備を進めている役員達も帰宅準備中、外で突然異様な声がする!!

その声に建屋の中から二人の役員も飛び出してきた、車が通りすぎたあとだったので生き物を捨てていったのかも….

しかし、生き物の気配すら感じない、その声はしばしつづき、無闇に近づいてはいけない危険な声、そして突然に消えた。

一人が勇気を出し確認するも、何事もない…それから皆さんが帰られた。

考えてみれば、留守をするため結界を張り、さらに阿闍梨が張った結界が重なり、そこへものの怪が触れたのだろう、阿闍梨の結界は凄いですよ。

柔和なお顔をされ「そんなことないですよ」とニコニコされていますが、なかなか手の内を見せませんけれどね。

まぁ、居合わせたものへ機会があればどんな声と聞いてみてください、結界の中へ無闇矢鱈に入らないことが大事。

長いこと寺におりますが初めて耳に、いや二回目の事務方もいるね、よい経験をされたのではないでしょうか。

今回の旅先で出会った厄介なものの怪、これで一応終わりです。

あまり書きすぎても思い込みの強い人や誤った浄化手法で難儀させる意図はなく、次回から尸羅で書いていく予定です。

こんな不思議な世界もあるのです。

 

 

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  • コメント ( 1 )

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  1. にーだ

     ご住職 こんにちは ただいま慈報が手元に届きました。お寺の皆様どうもありがとうございます。「感応」はわかりませんが
    思わぬご縁に驚いています。3月のお地蔵様の傷、左がモモ母さん、右が私です。エアコンのコンセントを抜こうとすぐそばにあったキャスター付きの椅子を使い、なかなか抜けず2mほどそのまま移動し腰と頭を打ち大きなたんこぶができました。自分がズボラなのに…そしてこのタイミングで再びのご縁です。もののけのご縁でなく、御本尊様、お地蔵様、真伝さんの佛様の御加護のご縁で本当に良かったです。心より御礼申し上げます。

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