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知恩

白菜をいただき漬物の準備、漬物といえば東北の「いぶりがっこ」の話がニュースになっていました。

以前、白菜の浅漬けによる食中毒があり、漬物の法改正が行われる可能性があるようで、そうなると名物のいぶりがっこの製造方法を変更せざるを得ないとか。

囲炉裏で燻製方法から、設備を調え直す費用も大きく、伝統的なものが「漬物」という一括りにされると食べられなくなるものも増えそうです。

我が家の味自慢の漬物、小難しい時代になり、食中毒はいけませんが何もかもが生きづらく感じるこの頃。

便利な時代がなんと生きづらい、近頃、不便な昭和初期のころへ生活を戻し、心の余裕を楽しむ方が増えつつあります。

今日も、古い信徒さんが年寄りだからとうかうかして要られません、孫たちに薪割りからお釜でご飯を炊くことを教え始めましたと嬉しそうに語っておられました。

どの職業も「空白」世代が迫っており、できるお年寄りが声を上げ始め、間に合わないけれど諦めず教えていきたいと。

関東から伝統野菜「のらぼう菜」のお供物、添えられていたお手紙がまた嬉しいこと、お元気になられたお母様から収穫の時期など教えてもらい、大きくなった二人のお子様のお父さん、学ぶ息子さんと教えるお母さんの微笑ましい姿が目に浮かびます。

教えていただける人がいて、学ぼうとする人がいる、どちらも幸せを感じます。は大切

先日、阿闍梨へお経について役員が三人、きっちり正座をされ学んでおりました、学ぶ姿勢により教える方も熱が入ります。

最後に、これもきっちり感謝を形として布施をされていました、教えてもらう方は相手の時間と知識をいただくわけですから当然のこと。

頼む方の姿勢ですね、近頃の行者志望や相談者の足りないところです、頼む方が横柄ですから受ける方も断ることも多い。

三恩のひとつ知恩から初めてみよう

恩知らずになりませぬよう御用心。

 

 

 

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