吉祥升2
事八日で伏せたままの一合升
大晦日の除夜の鐘が鳴り終わり、新年を迎えると同時に歳神様がいらっしゃいます。
歳神様を無事迎えた人同士のごです。挨拶が「明けましておめでとうございます」
初日を拝する頃は「新年おめでとうございます」寒いし、眠いし。。。
年越しそばを食べ、夜通し起きているのは「歳神様」をお迎えする準備、テレビの時代になり「紅白歌合戦」を見たりしてその時を待ちます。
ゆく年くる年で映し出される除夜の鐘、初参りはただの夜更かしじゃないのですね、頑張って歳神様をお迎えする大切な行事。
伏せた一合升を開けるのも除夜の鐘が終わってから、歳神様とご縁を結びます、魔除けのため赤い糸で七回結びます。
穴に糸を通し二本一緒に回し結び目を作ります
写真のように七回結びます、最初の結びを入れ八つ
できましたか
年号が入っていない方を表にして置きます
よいことがあった日の夜、この場合は最初が五円でしたからご縁を入れます、よくない日であれば入れません。
五十円玉ではじめた場合は、五十円を続けます、他のお金を混ぜないように。
一年の中で病が起きた時、入れませんが退院や回復した場合は入れます
ただ、三親等に不幸があった場合、升のお金を白い晒しに包みお寺や神社の賽銭箱へ亡き人の為に入れましょう、よかったことを全部捧げてあげます。
その際、五円玉に結んだ赤い糸を切り、土に埋めるか焼いてしまいます。
使っていた升は、塩水を含ませた布で清めこと八日前日まで伏せます、前日に浄めこと八日に新たに伏せます。
さて、三百六十五日の半分以上よいことがあり、事八日前日に升から取り出し寺社仏閣の行事にてのお賽銭、あるいは新築・結婚などの際五色の色紙に包み、お振る舞い銭として使います。
赤い糸で結んだ五円玉(五十円)は吉祥銭、お財布やカバンへ入れて置かれるとよいでしょう。
くれぐれにも事八日の日に伏せた升、それ以外は効果なしです。
糸を結んだお金を予め用意しできた場合、半紙に包み年明けまで封印です。
合掌
コメント ( 4 )
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こんばんは。もしかして以前お寺からいただいた「福銭」もこの方法でですか?
他にもお聞きしたいことがたくさんありますが後からお聞きする方にお譲りします(^^;
手元にあった50円玉で始めましたがその後貯めるとなるとたくさん用意しないと(^^;。でもいっぱい貯まるかな(笑)
大晦日は退団してから除夜の鐘を聞く前に寝てしまうので今年は頑張ります!
座敷オヤジさん こんばんは 吉祥升と福銭は似ているけれどちょっと違います。升を使用するところは同じ、吉祥升はひとつづつよいことを重ねていきます、福銭は一家に大きな人生の節目(出産・結婚・開店・成人・新築・還暦など)多くのお陰様を報恩として一度に一合升山盛りの五円玉(使用されていない新しいもの)を納められ、そのめでたき福縁のお振る舞い。正月飾りの一番上にあります。吉祥升は日々の中でよかったことを積み重ね(人により受け取り方が違います)一枚づつ入れていきます、新しいものでなくてもよいのです。歳神様を迎えての「明けましておめでとう」頑張ってくださいね。
こんばんは。今日のお昼頃、母の姉に当たる方が旅立ってしまいました。なので残念ながら今年の吉祥升チャレンジは終了です。赤い紐を切った硬貨も他の硬貨と一緒に白い晒しに包んで奉納していいんですよね?
毎日今日はいい日だったか振り返るのが日課になっていましたから良い機会をいただいたと思っております。どうもありがとうございました。良いことがあった日ってどういう判断で決めるか、平凡で何もないような日でもいいことあったんじゃないのかと今日はどっちだったんだろうと悩むところでしたが、また来年頑張ります。
座敷オヤジさん いつかいく道でありますがお母様にとっては姉妹、お寂しくなりましたね。晒しに包んで納めていただければよいです。よい日の判断は人それぞれ、わずか一年間されど一年一日を振り返ることは明日への糧でもあります、吉祥升が途切れても続けて欲しいです。どうぞお母様がお力落としされませんよう、お支えしてあげてください 合掌