空
先日、長野県へ行ってまいりました。
立冬を迎え、アルプスの山々が雪化粧をはじめたころです。
久しぶりの長距離運転、目的地まで7時間の旅。
カーナビを付けているものの、相変わらずナビが迷走させるので苦労します。
今回も山道を延々と案内するも、行き止まりの突き当たり、細い道をハンドルをこまめに切り直し脱出、宿泊先へ問い合わせやっと到着。
翌日、二十数年のご縁のお家に着いたものの、救急患者が見えられ処置が済むまで出直し、やっと念願が叶いました。
高速道路で見つけた「五輪真弓」さんのCDを購入、その中の「空」という曲が懐かしく、歌というのは不思議、瞬時にその時代へ心を戻してくれます。
三日間の旅の空は「晴れ」が何よりでした、折角なので帰路は上高地から高山を走り抜けました。
途中前の車が気になり「アルプス展望台」方面へ、猿が居たり、日陰に雪がありいよいよ気がかり。。。。。
頂上付近で突然前の車が斜めにスリップするじゃないですか!
私も前輪がアイスバーンに…、幸い後輪が路面をガッシリ掴んで難を逃れたものの、前の車がまったく動けずにいるので見捨てるわけにはいきません。
ご高齢のご夫婦が「どうしたらよいか..」そのまま車中にいてもらい(足元が凍り滑るので)、下山してきた方に協力していただきザイルを借り、木へテラの敷物で養生してから前車が谷へ落下しないよう縛りました。
私のザイルで牽引しながら、片方のザイルを緩めるよう若者に指示しながらゆっくり、ゆっくり乾いた路面まで引きずり出しに成功です!
一方通行のような細い道をバックするのには危険が伴うため、私の切り返しを見ていただき方向転換してもらいました。
下山途中ですれ違う車を止め、路面情報をご夫婦と提供しながら無事に下へ降りることができました。群馬県ナンバー・横浜ナンバーなど他県から紅葉を見に来られ、つい奥へ入り込んでしまうのは私も経験済み、そんな時はお互い様で助け合い新たなご縁が生まれ、別れ際は古い友人と別れるような気持ちになりますね。
日が落ちる頃に自坊へ戻り、翌日の定例会議の書類に目を通し、そのまま朝を迎えていました。
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