明日から師走月
いよいよ明日から「師走月」
僧を呼んでお経を唱えてもらい、一年の感謝と無病息災を願いますので「僧(師)馳せる」
から馳せるが走るの字になり、十二月を師走月といわれます。
年末行事へ是非ご参詣いただき、みなさんとお経を唱えましょう!!
さて、師走月に「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。
にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかんなど、「ん」のつくものを運盛り といって縁起をかついでいたのです。、体が温まりそうなものがいっぱい!
冬至かぼちゃは、南瓜(なんきん)とも呼びやはり「ん」がついています、運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあるのですね。
また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込められているのです。
柚子湯
「一陽来復」の運を呼びこむ前に、厄払いするための禊(みそぎ)として身を清めたのです。
冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えがありました。
また、柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」に通じて縁起もよいため、冬至には柚子となりました。
もちろん、柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。
さらに、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。
柚子は、柚子湯だけではなく、皮を使った柚子ジャム(火を通したもの)生柚子ジャム(火を通さないもの)など食べたり、種をお酒に浸け手足のケア液、柚子の種を黒焼きにするなど捨てるところがないのです。
庭に柚子の木があるのは「宝」だとも、だって実がなるのに二十年もかかるのだと!!
柚子湯にするばあいは、晒し布袋を作り実を割って入れ湯船に浮かべます、その袋を揉みながら入るとお肌がスベスベ、ただお肌に合わない方もおられるので試してからにしてくださいね。
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