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亡きご主人からのメッセージ

それは11月1日のブログへ「追憶」の題名で書き込みをしました。

その切なさの理由…..

ずっと気になり、電話を掛けようとしてもなかなかできませんでした。

真伝不動をご本人がご信仰されていても、ご家族が皆同じかといえばそうとは限りません。

ましてや霊能者の名前で知られた「前田和慧」ですから、怪しげな人と思われても致し方がない、それが私の生涯担いでいかなければならない能力なのです。

人は悲しいものですね、しかし、伝えなければならないことがあれば、言わなければなりません。

勇気のいることです、目に見えない世界を伝えることは、本当に勇気がいります…..

ひと月前も切なくて、切なくて、居ても立っても居られなく書き込みをしたのでした。

そして、左足大腿骨が痛むと同時にやはり目の前に立たれたので、車を道端に止め電話をしました。

出られた奥様が「和慧先生!!」と泣き声で出てくれたのです。

大腿骨骨折と膝を痛め、10月の終わりに医師から「もう、正座はどんなことをしてもできないでしょう」と宣告され、痛みと悔しさ、申し訳なさがつのり泣けて泣けて仏壇の主人に「なんでこんな思いをしなければならないのか」など愚痴をいい続けていました。

主人が亡くなり菩提寺があるし、そこの住職も「あそこは歴史がないから」ともいわれたので、ついもういいかなと思い連絡もせず申し訳なかったと。。。

11月1日に亡きご主人が奥様の気持ちを救って欲しいと、懐かしさと切なさを伝えに来てくれたのです。

悩める時も、苦しい時も、心の支えとして参りに来られたご夫婦、年齢が行くと若いものに従わねばと隠れるようにして参られる姿もありましたね。

亡きご主人が大好きだった真伝不動明王寺、いつも真伝さん、真伝さんと時間があれば山の整備をしてくださり…..

信仰とは容易くとも、難しいものなのでしょうか、亡き人々を通じ現世の愚かさをしみじみと痛感します。

少しずつの整備ですが今年も綺麗な紅葉が色づき、カンヒザクラも咲いています。

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雪深いところなので、年が明け初参りに行きますと仰られておりました、切なさの理由が分かり奥様にもご主人のお話を伝えられよかったです。

まぁ、こんなお話ができるのも真伝不動明王寺ですし、芯からのご信仰をされている方々が引き起こす不思議な力なのでしょう。

外は木枯らしが吹いています、けれども今夜の私の心はホカホカよかった、よかった、お大事にしてくださいね。

遠くても、魂が繋がっていれば縁が生まれるものです。

合掌

 

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  • コメント ( 6 )

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  1. ソロモンの笛

    亡きご主人の思いが伝わり、奥様も忘れかけていた大事な何かに気付かされたのではないでしょうか。

    • wakei

      ソロモンの笛さん 私のところへご主人が来られるのは、ご本人さん自身の信仰の力と奥様をとても愛されていたからなのです。どれだけ怪我をしたときそばでそっと肩を抱いてやりたかったと。。。。。

  2. 中村 鶴子

    ご住職様
    おはようございます。
    昨日は秀和阿闍梨様から、和慧先生に取り付いで頂きました事、心より御礼申し上げます。
    ご無沙汰したまま、自分自身が切羽詰まった時にだけ、ご連絡をしてしまいました事、誠に申し訳ありません。
    昨晩、主人の仕事関係の方に電話を掛け、主人と代わって頂いて久しぶりに主人と話しましたが「帰って来ない」との返答でした…。
    大変な時に主人を追い詰めてしまった私自身に責任があると思います。
    先生と電話で会話させて頂いた後、面接して頂いた担当者から明日からパートに来て欲しいとの連絡が入りました。
    気分を新たに心を入れ変え、先生が優しい言葉で、私に仰ってくださったように気持ちを落ち着けて主人の帰りを待とうと思います。
    このブログのご主人様のように、いつの日にか、今以上にお互いが思い遣れる夫婦になれればと思います。
    優しいお気遣いありがとうございました。
    寒さ増す折、ご住職様、秀和阿闍梨様、お寺の皆様方ご自愛くださいませ。

    • wakei

      鶴子さんへ 夫婦は一方的な愛が強すぎると疲れてしまいます、相手が与えてくれることに対しあなたが何を与えられるか。愛を五分五分持ち続けることではないでしょうか。待つことは寂しく辛いでしょう、お帰りになったら責めないでくださいね。

  3. 中村

    ご住職様

    返信ありがとうございます。
    いったん主人が帰宅しましたが、また出掛けて行きました。
    ご住職様のご教示通り小言などは一切、言わずに主人には温かいものをと、パッとすき焼きを炊き一緒に遅めの食事を頂きました。
    主人の心が少しづつ雪解けするまで、自分なりに努力していきたいと思います。

    ブログのご主人様は旅立れてからもずっと奥様の事を思い、日々、奥様の事を守っておられるんだとひしひしと伝わって来ます。
    私も亡き両親が心配しないように心穏やかに過ごして参りたいと思います。

    • wakei

      中村さん ご一緒に夕飯を食べることができてよかったですね。

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