月命日
初めての月命日
テラが魂となって帰宅したあの時「わんわん!」嬉しそうに走り寄り、フッと姿がきえた。
虫の知らせどころか、本人が走ってくるのですから….
「今、テラの声がした。逝ったかもしれない」隣の事務方へポツリと話しかけ終わると、「すぐ来てください」と電話のベルが鳴り迎えに行く、車で一時間の通い慣れた道を走る、なんともどかしい距離。
懸命に心臓マッサージを続けていてくれる先生方々、しっかりと開いたつぶらな瞳が私と事務方を見つけたようです。
安堵したのか、スゥーッと瞳から力が抜け、魂が肉体から離れはじめギュッとした手から、魂の暖かさが抜けていく….
潮が引いていくように、それはそれは、とても静かで穏やかな旅立ち。
冷たい雨が雪に変わり、大好きな雪を車窓から眺め、三年半の月日をサプライズしながらの帰宅へ向かった日々を思い出し、ゆっくりとゆっくりと車を走らせた。
日々のお祈りはもちろん、たとえ犬一匹でも尊い命であり、十五年の歳月を共にした日々は苦しいことも、辛いことも、みんなサプライズで乗り越えてきた、この世の仲間に違いありません。
夜が明けお勤めのあと「テラちゃん、おはよう!」と声をかければ、満面の笑顔で駆け寄りいつものようにピッタリ体をつけてきます。
あたちを呼んだ?
月命日の今日もお地蔵様へ「よだれかけ」と灯明をお供えました。
また、テラへの供花をありがとうございます。
明後日も、きっとみんなで走ってくるのだろうね、涅槃団子をもらいにハァハァ息をはずませながら♪
お団子目的だって、バレちゃっているね。
コメント ( 2 )
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テラちゃんを迎えに行って、帰りの住職様のお気持ちが辛く・・・先日は早とちり47日だったの
にごめんなさいね。
今日が月命日、お花やよだれかけなどに囲まれ、住職様や寺内の皆さんと・・・一度も会う事が無かったテラちゃんですが、朝ご先祖さんや
両親に燈明、手を合わせテラちゃんにも声掛けしているのですが…聞こえてますか?という方が無理かな・・・
また明後日会えますね。
もう一月経ったんですね。私にはテラちゃんが見えないけど、このブログで愛くるしいテラちゃんのお顔見せてもらっているから今もお寺のあちこちで遊んでいる気がします。テラちゃん、今度私にもわかるように何か合図してくれないかなぁ~