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竹炭とそば殻枕レシピ

コメント欄へ「枕地蔵」の作り方について、ご質問がありましたので書かせていただきます。

何分にも素人の手作りですので、こうでなければならないということはありません。

ただ、そば殻や竹を使用しますのでアレルギーのある方は、くれぐれにもご注意ください。

 

まず、活性炭ではなく竹炭を使用します、小松さんよりご質問がありましたように、そのまま使用すれば竹の粉が布目から出るのではないかと。

「枕地蔵」の下準備はとても手間が要ります。

竹炭を写真くらいの大きさに割り、それから水洗いをして水が黒くならなくなるまで洗います。

触って手が黒くならなければ、ザルにあげて水を切り、新聞紙やブルーシートなどへ広げ天日干しをしっかりします。

表面が乾いていても、中がなかなか乾きづらいのでお日様続きを選び、一週間ほど干します。

ビニール袋へ入れ一晩置いてみて袋に湿気がなければ使用可、湿って入ればさらに干しましょう。

 

今年の新そば殻(ここ重要)を目の細かいザルに入れ、風通しをしながらそば粉をふるい落とします。

古いものを枕にすれば、すぐ殻が崩れてしまいます。

竹炭だけでも、そば殻だけでも枕は作れます、私は二つの素材利点を合わせ使用。

割合は四:六ぐらいにしており、お好みで割合を決めてください。

お地蔵さんの手ぬぐい(お寺へ聞いてください)を半分に折り、中表に両耳を縫います。

竹炭とそば殻を合わせたものを手ぬぐいへ入れ、口を閉じます。

次にもう一つカバー袋をお好きな色や柄で作りましょう、こちらは洗えるように口を閉じなくてもよいです。

写真の真ん中がカバー袋、ピンク色は日常洗えるように紐付きカバーです、白いカバー袋の中に私は「妙見菩薩」のお札を入れられるようハガキ大のポケットを縫い付けてあります。

 

午後から新たにご説明のために縫ってみました、明日、中身を入れ仕上がりを写真アップいたしますね。

竹炭やそば殻の効能はネット検索してみてください。

今は新そばのシーズンですから、ひょっとしたら入手できるかもしれません。

先人たちのお知恵は素晴らしいですね、小松さんこのような説明でよかったでしょうか。

手作りの枕は気持ちがいいです、お地蔵様や妙見菩薩様が安眠をお守りしてくださる、ありがたや ありがたや♪

 

 

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  • コメント ( 4 )

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  1. 松惠

    ご住職は何事も工夫、また調べる深さはとてつもなくそして、それを蓄えるのも凄いです。この枕の工程を見ても合点がいきます。そのご住職が作られた交通安全ストラップと御不動様の梵字キーホルダーをぜひ、皆さんにお分けしたいとお願いした役員方。その願いを聞き届けてくださいました。詳しくはお寺のホームページ、ブログにて。
    ご住職、今夜は特に冷え込んでいます。探究心と尽きることのない発想と創作意欲でしょうが、たまにはかぼちゃの馬車との競争をお休みされてはいかがでしょう。(*^_^*)

    • wakei

      松恵さん みなさんがキーホルダーを持ってくださり、交通安全への意識を高めご本尊様のご加護を受けられたらいいですね。….今夜もかぼちゃの馬車になってしまいました(笑

  2. 広島の島 小松

    こんばんは。
    住職様、早速にレシピをアップしていただき、ご多忙のところ恐れ入ります。よく分かりました。竹炭・新そばを探して作ってみたいと思います。やはり良いものは、手間が大切ですね。住職様の秘伝だったのでは!!なかったのかと、恐縮しております。
    住職様のお知恵は箱は、無限ですね。次も楽しみにしています。
    ありがとうございました。

    • wakei

      広島の島 小松さん  手作りするとものを大事にします、失敗したら工夫する心が芽生えます。先人たちが残してくださったお知恵から、自分に合わせた使い勝手の良いものへ変身、エンジンがかかり始めるとガス欠になるまで走り続ける癖があるようです(笑 是非、チャレンジしてみてください、質の良い睡眠が得られるかもです、私は枕地蔵を外せませんね。

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