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運命だけかしら

一年の計は元旦にありと申しますが、一月の生日が何曜日かとしっかり心せねばなりません。

更には厄年の見極めと祈願・回向の大切さ、先月28日不動会にてお護摩を修するとともに内陣へお入りいただき、本尊不動明王・妙見菩薩の御前にて香を薫じ供えます。

その際、大ごとがあると感応したとき、経本加持をすることがあります。

先月は三名の方へさせていただきました、間一髪で大事に至らなかったと後にお知らせをいただくことが多いです。

医者ではありませんから治療も治すこともしません、ただひたすらその人を思い祈る….

春先、地獄へ落とされるほどの重篤な癌患者の奥様から一本の電話をいただきました、もう三十年お寺を陰から支えて来られたご家族、それはそれは酷い癌で手術ができるかどうか…

祈願をすればお礼参りも欠かさない、毎月の祈願も続けられておられる、人は病にもなれば死にもします、当たり前のことがなかなか受け入れられないのもこれまた人。

何が違うのだろう….

これは経験したものにしか理解ができないかもしれません、癌の手術をすべく準備の間なんと盲腸になり、破裂しかけ緊急手術からはじまり、膿が漏れ洗浄し回復を待って癌の手術をすることに。。。

日程が決まり、体力を付けさせなければと奥様が奮闘されるも、次は二階の階段から転げ落ち肋骨数本が折れた!!何も火曜日と金曜日の厄月、手術日が迫っておりラストチャンスを逃す訳にも行かない、お不動さまをご信仰されている奥様が春先には泣いておられたのに、ケラケラと笑いながら本当に仕方がない人じゃけんね、と、言いつつも大きな手術に耐えられるか不安は隠せません。

私が多忙だからと頃合いを考え連絡をくれます、まぁ、70才を超えての骨折も驚異的な回復をされ、予定を変えることもなく癌の手術は13時間にも及ぶものでした。

ご本人さんも積善をされておられ、特別護摩祈願を申し込み、更に当日のご回向と祈願、念には念の入れようです。

そして、本日、無事退院されました、奥様曰く「これは奇跡じゃ〜それしか考えられないんよ」と嬉しそうでした、私もお役に立ててホッと安堵しております。

また、平生からお寺のことへ何かと手を貸してくださる人が昨日、珍しく体調不良との連絡が入りとにかく病院へ急いで!そして私の願いを聞いてほしい、生きていくのには仕事も大事だけれど命あってのこと、微熱があるとのことが尚更案じられ、救急車を呼んでも急がないと!!

お願い!医者へ行ってほしい!まんじりとしない夜が明け、病院へ向かったとの連絡。

案の定、緊急入院でした、肝臓肥大が激しく間一髪でした。

彼曰く「一月の生まれ曜日が火曜日の厄月、そして迂闊にもマントラの前厄に入っていました。小さな事故・死ぬかと思う大事故・そして極め付きが今回の病。マントラは怖い、いゃ〜お蔭さんをいただいき元気になりましたら積善を続けますと仰っていました。

運がいいだけではないようです、皆さんちゃんと功徳を積まれ、それを使い救われているのですね。功徳を使ったらまた積まなければ後がありません。

近くの方は草取りや花植え、お掃除や行事への参加、ご遠方の方々も財施や自分の代わりにとお茶やお菓子を送ってくださる、毎月の行事や年行事へご参詣頂けなくともお寺グッズを購入することも功徳積みに繋がります、浄財はお寺を支える必要なものですから布施や功徳になるのです。

お納経や御朱印、のぼり一本、かざぐるま一本などもそうなんですよ、するかしないかはご自身で決められることです。

ただ、実践されている方とそうじゃない人の分かれ道があるようですね。

二日に旅立たれた初枝さん、やっと来たかった真伝へ来られホッとされているお顔でよかったです。

さて、来年は厄年ですか、厄月をご存知ですか。

私もお不動様のおそばでお仕えさせていただけているから、本当に乗り越えられたと….あと少し、気を緩めず精進いたします!!

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  • コメント ( 3 )

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  1. マントラ愛好家

    今年は、大きな事故に病気と今までに経験したことのないことを体験しました。
    事故の時は、左カーブを雨でタイヤがスリップし左側の壁に衝突。その弾みで右にはね返り、右側の壁すれすれで停止しました。一回目の左の壁ではね返されなければ、おそらく軽トラだったので車体に体は挟まっているか、フロントガラスを飛び越えていたと思います。さらに跳ね返った時に対向車がなかったので、二次被害にならずにすみました。そして、右側の壁の前に土留めがなければ壁スレスレで車は止まらなかったと思います。車は移動すらできないくらいの全損でその姿を見ると、けがひとつなく助かったのが不思議なくらいでした。
    そして、先月の28日に内陣巡りの際に住職にお加持を受けました。終わってから聞くとお加持しておかないといけないと何か感じられたそうです。数日前から胃腸の調子が悪く、体調が良くなったのです。早く病院へ行くようにと言われていたのですが、仕事のことも気になり、なかなかタイミングが合わず。ただ、今月の2日にちょっと様子がヤバイと思い、3日の日曜日の休日に、数週間入院するつもりで仕事の段取りして、4日に病院へ朝一番に行くと肝臓の数値が見たことも無いような値になっていました。このままでは家に帰らせられないと言われ、緊急入院しました。

    今回も間一髪のところで大事にならずにすみました。今までの積善のお陰かと思ってます。今は、お不動さんへお礼参りに行くことを目標に体調回復を目指します。そして、お寺のブログに書いてあるように改めて積善貯金を積みに行こうと思います。

    • wakei

      マントラ愛好家さん まずは大難が少難になりホッとしました、仕事優先のあなたですから素直に聞いていただけるよう願っていました。あのままもう一晩過ごしていたら….今思い直してもゾッとします。焦らずしっかり養生することで後々の安心が得られます。退屈が一番の苦痛でしょうが、中途半端にすれば再発の可能性が高くなります、せっかく救われた命ですから大事にしてくださいね。先日も書きましたが「命の別名はこころ」という題名の歌があり、こころは積善にて育まれます、気づくかそのままにするかは自分で決めるものなんです。御加護を賜り、本当にセーフでしたね。

  2. ブルーバード

    愛好家さん、いつも笑顔を絶やさず、積善貯金している姿に私も追いつけ!の気持ちで日々います。思い返せば、まさしく大難が少難ですね。御不動様への畏敬の念と感謝を忘れないお姿をちゃんと見て下さっていた。
    とにもかくにも、今は治療に専念し、また御不動様でご一緒に功徳を積ませていただける日を心待ちにしています。

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