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雛人形

ご存知かと思いますが三月三日は桃の節句ですね

お雛様に限らず、ぬいぐるみなどの生き物を象ったものは「身代わり」という定めを有するものが多く、古来より恐れられる側面を持ち、様々な言い伝えがあります。

子供の成長や病にならないように、あるいは病を人型へ移し御護摩の炎によって穢れ(気枯れ)を取り除く、また、流し雛として川へ流し子供を守るひとつの方法でもあります。

近年、子供が成人したり、嫁いだり、あるいは亡くなったなどの理由から高額なひな壇飾りなどを自治体へ寄付されたり、町おこしのため鯉のぼり同様数多く並べられた風景を目にします。

ちょっと待ってください、本来の目的を忘れていないだろうか、雛穢れを除きしまわれていますか?

近頃、離婚や未婚が多いのはひょっとして、ひょっとかもしれません。

このことについて「桃の節句」にて、お話をいたします。

 

 

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  • コメント ( 11 )

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  1. 座敷オヤジ

    雛穢れを除き・・・聞きなれない言葉に興味が湧きます。

    以前、我が家に先代からあった古い雛人形。私の代には女兄弟がいなかったので前の代のものが毎年飾られていましたが、娘が誕生し、家の建て替えを機に古い雛人形はかみさんの取引先のお寺に引き取ってもらい人形供養をしてお焚き上げしてもらいました。

    雛人形を飾る本来の目的は穢れを受け取ってもらうことだったのでしょうか。毎年飾る雛人形の穢れを除く方法があれば知りたいところです。

    • wakei

      座敷オヤジさん 遅くなりました。古い雛人形はどなたの為のものだったのでしょうか。お雛様は年々川に流したり、お焚き上げすることでその子の身代わりとなるのです。今は年々華美になりすぎ流せるものではありませんね。ということはお飾りするときと、お飾りを仕舞うときの作法があります。女の子の生涯を身代わりする訳ですから嫁ぐときも持たせ、唯一その子だけの身代わりなのですが、大きくなると出し入れが面倒とかなどの理由からそのまま箱に入れ押入れの隅っこで、守るから恨むに….怖い話が多いです。祀る以上は面倒をちゃんと見なければなりません、娘さんが担がなければならないものを代わってくれるのですから。当方ではお雛様の穢れを人形で拭い、その紙を送り返していただきお焚き上げをいたします。ただ、仕舞われる際、必ず人形で拭った後、目を白い紙で隠します、それからしまいます。よく年出して飾る前は、目隠しを外し娘さんを人形で撫でて、その紙でお雛様を撫でます。仕舞われるときの人形と二枚必要ですね。結構、こういう作法を忘れられている為、嫁いでも離婚・未亡人・病などが恐ろしい数が起きています。さらなる詳細はいつか読んでいただけれるようにしておきたいと考えています。

  2. 興子

    座敷オヤジと同じく聞きなれない言葉
    始めてです・・・

    我が家にもケースに入った小さなものですが、娘のお雛様があります。

    また孫の五月人形も家に有るのですが
    お雛様とは、意味合いが違うのでしょうか?
    分からない事ばかりです。

    桃の節句にお話し下さるとの事・・・
    色々聞かせていただけたら、有難い事です。
    今日も一日ご苦労様でした・・・
    お疲れのでませんように、早い
    おやすみを・・・。

  3. 興子

    おはようございます・・・雨です
    此れから出かけます

    座敷オヤジさん書き込み、呼び捨て今気が付き 御免なさい。
    お会いしたことも無い方に、失礼いたしました。
    今日も良い日に成りますように

  4. 実成

    おはようございます!
    30年近く一緒にいるぬいぐるみのテンちゃん、最近首の辺りが・・・心配していたとこです。
    24日ふら~と・・・計画中です。

    • wakei

      実成さん 縫いぐるみテンちゃん、随分と癒してくれたのですね。24日フラァ〜たどり着かれることお待ちしています。

  5. 座敷オヤジ

    興子さん こんにちは。
    気にしてないので大丈夫ですよ(^_-)☆逆に「さん」が付いていない方が妖怪の名前っぽくて良さげな感じですが(笑)

    座敷オヤジという呼び名は、初めて住職にお会いした時「座敷童子」と呼ばれていたのが由来です。お寺のブログに出没するなら妖怪っぽい名前の方が良いかと思い、それ以降気に入って使っているんですよ。

    ご丁寧な挨拶ありがとうございました。

  6. 座敷オヤジ

    両親に聞いてみたところ、我が家にあった先代の雛人形は、近所の親戚から送られたものだそうです。父の兄弟姉妹には女性が二人いて、一人は嫁ぐ時に雛人形を(多分一つ)持って行き、もう一人は結婚した当初団地住まいだったので持って行かなかったとのことです。

    作法について教えていただきありがとうございます。しまう時に雛人形の顔を白い紙で覆うのはかみさんがやっていますが、人形(ひとがた)で撫でるというのは初めて聞きました。そろそろしまう時期なので、白い紙で作ってやってみようと思います。

    • wakei

      座敷オヤジさん 自分で人形を作らず、折角なので当寺の人形を求められ積善をされてから拭っていただき、その人形をお焚き上げいたします。自分で作った人形はどちらへ持って行かれても、ゴミとして処分されるのでくれぐれにもお気をつけください(これ、とても大事なこと)大切なお嬢様が一年の間に受けるであろう病や災難をお雛様が身代わりしてくださる、ありがたいことです。しかし、その身代わりを受けたまま箱の中で眠り続け、翌年そのまま身代わりをさせてしまうことになります。そのお雛様の身代わりを人形で拭い、御本尊様の御法力にてお焚き上げいたします。お寺はみなさんが積善をされる場所ですから、そこからはじめましょう。身代わりって結構怖いのです、生け贄としての身代わりで有名なのがお城や橋を作るときの災難を避けるため「人柱」を立てる時代もありましたから、くれぐれにも積善が先かと。。。。。僧侶も考えてみれば皆さん方の願いを叶えていただくための人柱的なところがあります、なので布施という積善をされるのだろうと。

  7. 座敷オヤジ

    返信遅くなりました。お願いした身代わり人形が届きました。お願いしてからなかなか届かず、週末にしかお雛様を仕舞えないので先にひとがたが届く前に仕舞ってしまいましたが、来年使うようにとのこと、見抜いておられたのでしょうか。分かりやすい説明書きも添えていただき来年飾る時にやってみます。

    お雛様を飾る本当の意味を知らずにいたので、知る機会をいただきましてどうもありがとうございました。15年分くらいの厄がたまっているかもしれませんが(?)来年送りましたらお焚き上げのほど宜しくお願い致します。

    • wakei

      座敷オヤジさん こんばんは 私が見抜いたわけではなく仏様が見ていたのかもしれません、だって、一度出立して寺へ戻って来ました、きっとちゃんと説明をしなければ分かりづらいかと思われ戻って来たのかもしれないと事務方と話をしておりました。そのままにしておくとお雛様の眼がキツくなるということも聞きました、お雛様に嫌われないようお気をつけくださいませ。

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