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梅雨の音

朝勤のあと、雨空を見あげる

風が吹けば桶屋が儲かり、雨が降れば傘屋が儲かる….

木材や竹よりもプラスチィックが軽くて便利、油を引いた番傘を広げた雨音も心を打つ、安くて便利なものが多いけれど音に風情がなくなってきたと思うのは私だけだろうかねと足元を見れば、悠長なことを考える暇はないと言わんばかりに百足が忙しそうに横切る。

まつりを行う度に新しい自分を発見、経験がないからこその喜びというか、もう駄目というあきらめない自分がいる、他人から見ればなぁんちゃない事だけれど誰かの喜ぶ顔が浮かんでくる。

まさに「添花(そえばな)」ひとつ、ひとつ私の手作り、このブログを読んでいるお寺の役員方々も知りません「住職…時間がないのに」の声が聞こえてきそうです(笑

勿論、通常の作務と噛み癖は相変わらず、分刻みの過密スケジュールかも、こんな上司を持ち側近はたまらないだろうね(笑

気の毒ですけれど、押し付けはない、その分ついてこれないと誰も声を掛けなくなり、つまはじきされていると誤解するくらいでしょうね、手取り足取りなんて暇はない、自分で気づき自分で動くいたって自由なんです。

人生誰のためでもなく、自分のために生きているんですもの、ご縁という不思議な機会を生かすも生かさないも自分、生きることは死ぬことより覚悟と勇気がいると私は思うのです。

自分の思い通りなんていうのは通らないのが今生、与えられたなかでどう工夫を凝らし、どう生きたいのかを考える。

まるで鍋物に似ている、主役があるスキヤキは大凡牛肉が主だけれど、肉だけじゃ味気がない、ネギも白菜も豆腐や椎茸なども入るね、早すぎて主を固くする糸コンなども入れるところがあるようです。

火加減や味加減も大事ですね、そうそう玉子もあると口の中が火傷をしなく滋養がある、そのほか猪鍋・鴨鍋・鶏鍋・ドジョウ鍋、ミカン鍋なんというのもあり、主が想像できるけれどちゃんこ鍋は何が主なんだろうとフッと考えてみたりする一日。

鍋の中で主じゃないけれど外せないものがたくさん、個性を醸し出し他を引き立たせ主を越えない名脇役です。

しかしながら、脇役と侮るなかれ「白菜鍋」「ネギ鍋」「湯豆腐」などちゃんと主役もこなせるんですね、面白いじゃないでか人生は!!

思い通りにするのではなく、内外の自分磨きをしているとね、いつか自分なりの幸せが見えてくると思うの♪

「添花」を買っていただくのも積善、それがぐるっと回って自分じゃなくても家族や友人に巡ってくる、ご回向・ご供養というの、その意味が分かると以心伝心というのでしょう。

梅雨の音が優しく心地よいです。

今日もいい日やった

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  • コメント ( 2 )

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  1. コイタロウの兄

    先生、大変おいそがしい中ありがとうございました。おかげ様で何事もなく無事に到着しております。

    大きな力を分けて頂きました。皆で力を合わせて前に進みます。お力添えいただくばかりですがいつも本当にありがとうございます。

    真伝不動明王寺さんのスイレンは生き生きと力がみなぎってました。うちのスイレンもそんな風に育つよう自身が元気に毎日を過ごしたいと思います。

    • wakei

      コイタロウ兄さん 長距離運転お疲れ様でした!!あとは実践のみ、以前のコイタロウ兄さんと違い活き活きとしていました、やってみない事ばかりですが失敗を恐れずご自分の中にある幸せを探しましょうね!!

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