ブータン国の旅
タシチョゾン 国王のオフィスと宗教界の大僧正の座所
訪ねた日が役所のお休み、ゾンの中へ荷物チェック後入れてもらえました。
オレンジと黄色の中に龍、龍が住む国ともいわれております。
国旗が掲げられているところに立つ交代時間
オフィスの玄関入り口にも2名づついました。
入り口正面の庭、大きな実のなるヤマボウシが色づき、手前にはカエデだろうかハラリと手前に落ちてきましたので、ガイドさんへ押し葉にして持ち帰ってもよいかと尋ね、拾い宿で押し葉づくり(笑
国民が日常入れるところは、見事な壁画というか泥を固め乾燥し、その上から彩色するそうです。
目的のひとつであった、写真では分からない色や作り….立体的に作られた数々の荘厳な美
ここはお寺です、梵字・丸い印はお寺だけにしか描いてはいけないとのこと。
寺院の中は神聖な場所なので撮影は許されません、が、一般家庭の日本でいう仏壇を家主がお坊さんが家に来てくれることは幸せなこと、撮影許可をいただきました。
最近行われた法要にて供えられた「トルマ」、ツァンパ(小麦粉)に水とバターを混ぜ練り土台を作り、着色したバターの飾りをつけたもの、暗いところでは一年ぐらいもつそうです。
これが寺院の法要となれば、想像を絶する大きさと繊細な練り土台に華やかな彩色、供物として並べられ果物や穀物もありました。
各寺院の御本尊様の前に「7つの仏器」へ満杯の水を入れ必ず供えられていました、奇しくも皆様方へ「水乞供養」棚のご案内を申し上げたあとでした。
水という意味合いも深く、水に纏わる話も世界中にあります。
お墓に水をかけるとバチが当たるなどの根拠はどこからきたのだろう、僅かな期間でしたが仏塔を見かけることはあっても日本的な墓を見かけませんでした。
人が亡くなると火葬し、粉のようにして川へ流し、骨の一部を泥へ練りこみ「ツァツァ」という小さな塔を108つ作り、聖地といわれるところへ置いていき、時が経てば自然へ戻る。
道端でも多く見かけました。
お墓の話に纏わる祟りやバチについての話も多く、黒御影は家庭に不幸を招くというが雪が降る地域では、墓を黒くすることにより雪解けを助け「ご先祖様へ一番早く春が訪れますように」の願いからと聞きました。
ただ、雪が降る地域のお墓の文字を刻むとき、水が溜まらないような彫り方をすると聞きました、水が凍てつき石を割る可能性があるからと石の専門家に聞いたことがあります。
猫足型の墓をつくれば水難事故がある、これも海沿いや風の強いところに多くみられ、風によって墓石が倒れないように先人の知恵、水難事故が多いのは陸地より水が多い地域では比率が高いことからなのではないでしょうか。
また、暑い地域でも夏に墓石へ水を掛ければ気温差から石が割れることがあるため、掛けないような風習もあるようです。
どれがよい悪いではなく、意味をよく知り自ら納得できるか否かが大切なのではと思う次第です。
次回は「ブータン国2」驚いたことです。
コメント ( 1 )
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しばらくブログを拝見できず、久しぶりにおじゃましたらブータンへお出かけだったんですね。ブータンは若い国王ご夫妻が来日された事、幸せの国といわれている事ほどしか知らないので、和慧さんのお土産話がとっても楽しみです。いわれているように、幸せな国でしたか?いつか教えてくださいませ。