1. HOME
  2. ブログ
  3. 日々のお便り
  4. 出合い

出合い

晴れて暑い日となりました。

久しぶりに床屋へ行き、その他の所要を済ませ帰ろうとしたとき「ドン!」と後方から鈍い音がした。

小鳥が窓ガラスへ激突!!

熱いアスファルトの上に落ち、ゆっくり仰向けにひっくり返り虫の息….

人はこう言う場面に遭遇すると、ふた通りの考えに分かれる

野鳥を拾ってはいけない、保護としてもそのままにしておく、いくつかの理由があります。

以前、道路の真ん中で梟の雛が車に轢かれそう、おまけに怪我をしており動物病院へ連れて行きました。

一晩でも様子を診てくれるようお願いした、野鳥はどんな病気を持っているか分からず、他の動物に移る可能性があること、親がそばにいるかも知れないので山へ返してください。

納得のいくところと、でも….道理は分かります、せめて羽が折れているかどうかお願いし、大丈夫そうだったので元の山へそっと返してきました。

その後、いろいろ悩んだこともあり、ふっとそのまま触らずに行くか…..

日曜日でもあり、車の往来が激しくそのままでは轢かれてしまう、目を閉じぐったり。

心の中で出来ない理由をあれこれ考える、一方、今出来る可能性をあれやこれやを探る、結果いつも可能性をとる自分がいます。

それがよいかどうか分かりません、人間界のコロナ感染対策と同じ、感染を防ぐため断るのも正論。

今できる可能性にかける医療従事者もありがたい、どちらが正しいとは言えないですね。

で、後方を取りました。

身体をそっと温め、ふんわり薄暗く…

30分くらいすると座った感じ、足は折れていなそう、小鳥に直接触れないよう水滴をクチバシの先端へ、美味しそうにゴクゴク飲んでくれた。

ハンカチを安心できるよう巣の形に整え、体温が下がらないよう工夫、何しろ鳥を飼ったことがない。

もしも、自分だったらどうして欲しいかを考えます。

やがて立ち上がり、もう一度水滴を求めたので飲ませ、それからしばらくして空へ飛んでいきました。

生きるとは厳しいことが多いけれど怯まず、与えられた命を頑張って欲しいと願う。

もっとゆっくりしていけばいいのにと。。。

人肌より少し高めの温かさの「はちみつ水」を用意してあげたけれど、元気であったらそれでいいじゃない、いつか会えたらいいね。

名前を聞くのを忘れました、なんという鳥なんでしょう。

 

関連記事

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

error: このページはコピーが出来ません