出合い
晴れて暑い日となりました。
久しぶりに床屋へ行き、その他の所要を済ませ帰ろうとしたとき「ドン!」と後方から鈍い音がした。
小鳥が窓ガラスへ激突!!
熱いアスファルトの上に落ち、ゆっくり仰向けにひっくり返り虫の息….
人はこう言う場面に遭遇すると、ふた通りの考えに分かれる
野鳥を拾ってはいけない、保護としてもそのままにしておく、いくつかの理由があります。
以前、道路の真ん中で梟の雛が車に轢かれそう、おまけに怪我をしており動物病院へ連れて行きました。
一晩でも様子を診てくれるようお願いした、野鳥はどんな病気を持っているか分からず、他の動物に移る可能性があること、親がそばにいるかも知れないので山へ返してください。
納得のいくところと、でも….道理は分かります、せめて羽が折れているかどうかお願いし、大丈夫そうだったので元の山へそっと返してきました。
その後、いろいろ悩んだこともあり、ふっとそのまま触らずに行くか…..
日曜日でもあり、車の往来が激しくそのままでは轢かれてしまう、目を閉じぐったり。
心の中で出来ない理由をあれこれ考える、一方、今出来る可能性をあれやこれやを探る、結果いつも可能性をとる自分がいます。
それがよいかどうか分かりません、人間界のコロナ感染対策と同じ、感染を防ぐため断るのも正論。
今できる可能性にかける医療従事者もありがたい、どちらが正しいとは言えないですね。
で、後方を取りました。
身体をそっと温め、ふんわり薄暗く…
30分くらいすると座った感じ、足は折れていなそう、小鳥に直接触れないよう水滴をクチバシの先端へ、美味しそうにゴクゴク飲んでくれた。
ハンカチを安心できるよう巣の形に整え、体温が下がらないよう工夫、何しろ鳥を飼ったことがない。
もしも、自分だったらどうして欲しいかを考えます。
やがて立ち上がり、もう一度水滴を求めたので飲ませ、それからしばらくして空へ飛んでいきました。
生きるとは厳しいことが多いけれど怯まず、与えられた命を頑張って欲しいと願う。
もっとゆっくりしていけばいいのにと。。。
人肌より少し高めの温かさの「はちみつ水」を用意してあげたけれど、元気であったらそれでいいじゃない、いつか会えたらいいね。
名前を聞くのを忘れました、なんという鳥なんでしょう。
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