愛おしい日々
秀和阿闍梨の道中安全を祈り、毎日誰かが灯してくださる、誰かが祈っていてくれる嬉しいことです、帰国したとき本人へ伝えます。
朝の涼しい時間へ山へ入りました、この季節は蔓が木々を締め付け枯らしてしまいます、誰かを頼りに生き延びる、しかし気がつけば頼りにしていた主を引き倒し枯れさせると、自らも倒れてしまうことを蔓は知ってか知らずか。
サムさんと道具を腰に木々の救済、暑さと藪蚊・イバラ刺されながら葛の蔓をかき分け、気温上昇前に退散!!
顔や手も埃と傷だらけ、サムさんと向かい合い思わず笑い出す
なぜか松ブームが起きているようで、先日自然を大切にいろいろ工夫をされる横浜の信徒さんへ送り、その後気になっておりました。
その時をきっかけに松のことを勉強され、体調を崩しているご主人に松ジュースを飲ませたく、世の中とても便利になり通販でお取り寄せ…
残りの人生を一日でも一緒に暮らしたい、でも「ご住職、松がとても高額な上に松ぼっくりなんて売っていませんもの」お値段を聞いてさらにびっくり!!
ネットで調べると確に無農薬であろうと思う松、全部売り切れ!!
松ぼっくりなど町では入手できません、公園などは消毒していますから、それでも購入されるようです。
蔓を取り払い、ご褒美の松ぼっくりを山神様からいただき、修治する間も手が松脂で大変、そのための洗剤を明日つくれるかな。。。
手入れをした松の枝も細かくカット、干してお茶にします。
琵琶の葉も蒸れないよう、葉を採取し乾燥した準備
葉と枝・新芽に分け、冷凍保存
蔓や枝を払いバランスを調える、人で言うなら僧侶達と同じ、悩みや苦しみに必要な時に寄り添う、だけれど頼りすぎ支えることをしなければ、本当に大難のとき頼るところがなくなれば困るのは誰だろうか。
鳥や獣でも食べたあと糞の中に種を残し山を育てる、近頃の人間は自分さえよければ根絶やしにしていく輩が増え、子孫には何も残さない・・・
先日の雨で破れたビニールシートを外し、明日からの雨に備え破けた穴をテープで補修、今日は重労働が多かったように思うが愛しい一日をお陰様で過ごさせていただきました。
気温の差が激しい季節、ご自愛ください。
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