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慈悲

掬水月在手(みずをきくすればつきてにあり)

運が向いてこないとか、自分だけ恋人ができないのか、他人を妬んだり、ひがんだりしてばかりいると知らず知らずのうちに自分を小さくしてしまいます。

世の中不公平だと考えはじめると、自分だけ得をしたいという我欲が強くなり、煩悩の種がふくらんできます。

月の輝く夜、水を掬い取って見ればその水面に月が姿を映し、輝いているはず。

月光は地上のすべてのものに平等に注がれております、月の光は仏の慈悲であり、仏法そのものでもあるのです。

かけ離れた遠くの美しいものとして月を見ているだけでは、それに気づくことができません、水を掬するという働きかけがあってはじめて、あなたの心に入り自分のものとして感じることができるのです。

これから空気が澄んでくる季節、仏の慈悲の光を観じてください。

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