お姿

信徒の多くはお世話になりました高野山の土生川前官様が遷化され、今夜がお逮夜です。
一言では表しきれぬ数々の思い出が走馬灯のように巡り、ある昼下がりの縁台に腰を掛けられ中庭を見ておられたお姿、お声を掛けさせていただこうと….
私の生涯で一度だけ私服姿を拝見、周り柱で足が止まりました。
お膝の上にサツマイモが入った籠を両手で包むようにお持ちになられ、いつも以上に穏やかな横顔でした。
柱の陰から合掌し時を同じくさせていただいた、暫くして立たれ私に気づき柔和な笑顔で手を差し伸べてくださり、それ以来私服を召されたことを目にすることはありませんでした。
南無大師遍照金剛 合掌
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