しゃもじと嫁姑
先日の「桃の節句」にて話をさせて頂いた際、しゃもじのことをいいました。
生前の祖母が立っていた台所の壁に、名前の入った古びて擦り切れた「しゃもじ」が差し込まれ、家にとって大事な行事がある日の朝は必ずその前に立ち、両手を合わせ拝んでいました。
昨今、嫁姑の話となればあまりよいことを耳にしませんね、しかし、毎日使うしゃもじやお玉杓子の意味を知ればきっと偉大なる嫁姑に気がつかれるのではないでしょうか。
我が家は「しゃもじ」を持つ者を大黒さんと呼び、それはそれは重責な立場で逆らうなんてことはできません。
叔母が嫁ぐとき祖母は嫁入り道具の中へ、しゃもじとお玉杓子・包丁とまな板をタンスや高価な着物よりも念入りに選んでおりました。
若くしてお母様を亡くされた娘さんのためにと、お父様よりご依頼を受け見繕うことも度々、近頃は便利になると同時に道具の意味合いと共に心の滋養も薄れ、今時の若者は。。。。と言えないかも。
我が家だけではなく、全国各地にあるお話を見つけましたので、ご参考にされ嫁姑や娘さんはじめご家族のあり方をしゃもじから紐解いていただければ幸いです。
http://www.nichibun.ac.jp/graphicversion/dbase/forum/text/fn089.html
コメント ( 2 )
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こんばんは。
しゃもじはご飯をよそうだけの物だと思っていましたが、紹介されていたアドレスを開くと、赤ちゃんにまつわることなどいろんな判断や家族のあり様に関わっていたりするんですね。
いつかお話会に参加して、いろんなお話を聞いてみたいです。
とんびさん 返信が遅くなりました。どんなものにも意味があり、私も知らないことがたくさんあります、祖父母に教えてもらったことなど、御本尊様の御縁と御先祖様の御縁ありがたいことです。