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一段と冷え込んでまいりました。

執務の手をとめ空をみる

空はひろい….何の隔たりもない

誰だったろうか「天の気は人の心に似ている」晴れ時々雲もり、雨天荒天曇天・寒暖、雷やへそ曲がり台風もある、虹の橋さえある、今日の心天気は如何?

そうそう、昨日のこと、七五三祈祷を行い健やかな成長を願いました。

大きくなったら何になりたい?三歳の女の子がちぃさな声で「プリンセス♪」可愛いですね。

それからラプンチェルのお話をしてくれました、どこかで聞いた言葉…高い木の上のキノコのような屋根の映像が現れ、そこから抜け出し眩く草の上でクルクル楽しそうに回る女の子。。。

それまでの閉塞感からとき離れ、あふれ出る開放感が心地よい映像が観える、女の子の話を聴いていると楽しいひと時でした。

ご両親や寺内の者も、この子の話を聴いていると魔法にかかったような笑顔になっていく♪

お母さんからラプンチェルではなく、ラプンツェルというお話だと。

 

夜空を眺めているとシャンシャン♪シャンシャン♪の鈴の音とともに、ソリに乗った赤い服のサンタクロースが現れそうな気配。

そうそう、これは男の子からメールをいただき知ったのですけれど。

「僕は凄い大人を知っている。大きくなったらそんな大人になりたい。何故ならば彼は一年のうちたった1日しか働かず、緑のアロハシャツを着てサーフボートに乗り、毎日を楽しく遊んでいるんだよ、とっても有名人なんだ!」

緑のアロハ、サーフボード….有名人、誰だろう。。。

みなさん、分かりますか?

正解はサンタクロースなんですって、中学生くらいの男の子が教えてくれました。

日本では赤い服が定番、思い込みは視野を狭くしてしまいますね(笑

 

夕方になると女子高生が「なむい」という言葉が流行っているんでと。。。

私が知っている「なむい」は、ある地域の方言でカボチャのこと、ハロウィンが過ぎまだカボチャブーム?

どこかのお寺で「南無南無」を若い子たちが「なむい」と表現するそうです、頭の中がこんがらかりそうな一日。

 

そういえば我が家のサンタクロースは祖父、トナカイじゃなく馬がそりを引き村内の子供へバタークリームに仁丹みたいな粒がのったショートケーキを配っていました。

(町で初めてのケーキ屋さんが祖父へ相談したことから始まったようです、ケーキは祖父と店主・数人の大人が購入提供だったと後年知りました。)

ある年、そりに乗りたいとせがみ乗ったはいいもの、凍える夜ですから防寒着として「赤ずきん」ならぬ「熊の毛皮」、毛がチクチクするしごわごわした皮から熊の獣臭….

爺さんといえば耳付き防寒帽と口元に手ぬぐいをグルグル巻き、絵本のサンタクロースどころか強盗に間違えられそうな格好でした。

配る途中から月に照らされたキラキラ雪の結晶が雪灯りに映え、ギュッギュ ッ雪を踏む蹄の音に混じりシャンシャン馬の鈴が軽やかに鳴る。

冷えきった夜空を見る度、あの素敵な夜を思い出す、もちろん獣臭も(笑

檀家大総代でありながらも、ひとつの宗門に拘らず密教・修験道の行者も受け入れ、空を見上げ「宇宙はいいぞ、困ったら星を見ろ、あの星の中のひとつが今いる場所、空のような心を持て」と育てられたものです。(まだまだ修行中です)

古いものが正しいとも、新しいものが間違っているとも限らず、また、新しいものが正しいとも、古いものが間違っているとも限らないのです。

時代はみんなで築いていくもの、心も天の気と同じ時もあり、天の気は変えられないが人の心は「心丈夫」でいられる。

答えをくれるところよりも、答えをしっかり掴み暮らしたい。

今朝も素敵な朝を迎えました

供えた林檎、半分お食べとバックッと音をたて割ってくれた、あら、不思議といいながら皆でいただいた、ありがたいね。

うんまかった。

 

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