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沙羅双樹

境内地の奥にひっそりと開花する「沙羅双樹」、別名夏椿ともいわれます。

大師会の本日、午後から山らしい天気、大雨となり足止めされたもの、マラソン途中の男性、お二方は初めての参拝でした。

地元の男性は山を知る方、早めの出立をされたのです。

もうひと方が何故足止めされたのか、帰り際二枚の名刺を渡されました、なるほど。。。

納受した瞬間、あの大雨が止んだ

「今が帰りどき、チャンスですよ」慌ててお帰りになりました。

強引な縁は得意ではなく、沙羅双樹と雨に助けられたような一日。

しばし、テラ地蔵の前で座っていると、先日、写真供養棚のワンちゃんが落ち着かない様子、それもそのはずご高齢の飼い主さんが倒れ救急車にて搬送され、危ないと緊急連絡が入りました。

ワンちゃんのところへ、両手を広げ嬉しそうな姿なのに、ワンちゃんが知らない人を見たような勢いで吠え追い払うじゃありませんか!

低血糖・脱水・感染症もあり、意識がなくなっていたそうです、娘さんも駆けつけダメかも….

いや、一旦来たけれどワンちゃんが追い返したから、ダメージは大きいけれどきっと大丈夫、少し時間をおいて意識が回復し娘さんの顔も認識できたと、よかったです。

事務方がリアルタイムでみていましたから、不思議というか和慧さんなら当たり前というか、鳥肌立てながら喜んでいました。

写真供養棚へ入れる際、入れっぱなしではなく時々で構わないから、好物やお手紙を書いてあげることを約束へ付け加えました。

そのワンちゃんが、もう少し娘さんへ親孝行させてあげなさい、そういうことなのでしょうね。

実は、この娘さんテラの縁から年一回遠方から友人と二人、ブルテリア二頭を乗せてお参りに来られ二年目です、保護犬活動もされており、この度のワンちゃんも保護されお父様が飼い主になられ、お父様の悲しみが深く供養棚へとお願いされたのです。

境内地は生きるが行き交う、虫に食べられながらも花を咲かせるツユクサ、どちらも懸命に生き生かされている。

いい日やった

 

◎明日、お手伝いの方々へ、高山の有縁の方より「すくな南瓜餅」を差し入れくださいました。

ただ今、ぜんざいを仕込み中です、お弁当は少なめがよろしいかと、道中お気をつけて来寺くださいませ。

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