調え
檜を一本伐採しました
護摩修法へ調える三種類の供物とするため、四十五年育ててきました檜です。
節があっても、虫食いや倒木を使用することはできません、御本尊様への供物ですから厳選され、また境内地の木を使用できる、有難いことです。
小さな寺領のなか、幾度の難儀を御本尊様と多くの信徒と共に越え、この地に導かれ開拓をし、供える閼伽(閼伽(あか)は、仏教において仏前などに供養される水のことで六種供養のひとつ。 サンスクリット語のargha(アルガ)の音写で、功徳水(くどくすい)と訳される。 )井戸を手掘り、いずれ護摩壇を信徒が調えられる護摩壇の供物となる檜の苗木を植樹、それから四十五年…
信徒寺ですから、信仰という心がないと如何なるものでも、言葉はよくないが弾き飛ばされる勢いが強く怖しい。
古の僧侶は「肩書きは後からついてくるもの」と、日々の行を積まれて居られました。
山の整備を行う大きな目的のひとつ、閼伽水・護摩木・五穀をできるだけ自分達の手で調えるよう心掛けています。
これから檜の皮を取り、三種類の割り出しを手斧の使い方も含め、私が知っていることを伝えられたら、まずは真伝のお授戒をされた方から覚えていただこうと思っています。
お供物ですから、阿闍梨のチェックは厳しい、手に目がついているのじゃなかろうかと(笑
皆が指導できるようになっていただき、有志の方々へ伝えられるといいですね、マニュアルはあってないようなもの、心と身体で覚える、頭じゃどうにもならない仏の世界。
丁寧に玉切りされ、大地へ下されていきます。
自粛中の役員さん、今頃一升瓶で麦の殻をゴツゴツと突き頑張って居られるでしょうね。
明日から厳しい寒さが戻ってきます、ところによりスタットレスタイヤを外さない方がよいかもしれません。
余震が続き、ゆっくり寝られない方もいるのではないかと案じております、安全な寝場所で少しでも寝られますよう念じております。
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