虎刈り
夜明け前の大雨が嘘のような…
日課となった砂利戻し、今日もサムさんをお願いしてあちこちと手を入れる
朝一番、彼の長い髪が?!
闘病している方へ髪を寄付するとは聞いていたけれど。。。
尋ね聞くと彼の知人が心筋梗塞で倒れ、本日、緊急手術とのことそれで願掛けに自らの髪を落とし、恩人なのでしょう。
持ち慣れないバリカンでひとり刈り上げ、見事な虎刈りでした。
願掛けの方法はいくつもあり、御百度参り・五穀断ち・千巻写経・百礼拝などなかなか勇気のいる願掛け、数年かけてのこともあり、ただすればいいということではなく作法があります。
お賽銭と彼が育てよい頃になるとカラスがうわ前をハネ、やっとひとつ収穫した無花果を供えてくださいと。
目まぐるしく変わる空の下、妙見会へ合わせ草刈りや台風対策、しかし、午後からの空と危ない気温となり、生真面目な彼だからこそストップをかけ早めのお仕舞いにしました。
お寺だけに不思議な大粒の雨が降り、引き上げていただいた。
そういう彼の願いが叶うよう、私も陰参り。
今夜もこれからの時間、叩きつけるような雨が降るのでしょう。
秋雨前線と台風、五色旗がサワサワと、施主さんの回向あるいは願いが届くよう経文が満たされていく。
そろそろ空が光はじめ、大事ないことを願い坊守りを勤めさせていただきます。
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