1. HOME
  2. ブログ
  3. 日々のお便り
  4. 秋彼岸中日

秋彼岸中日

秋彼岸の大雨、不幸や貧乏な人にほどお坊さんが必要、その訳からはじまった令和四年の秋彼岸法要、仏道修行期間のお話もさせていただきました。

トタン屋根に容赦無く大雨が打ちつけ、声が聞こえぬくらいです、時々雷も鳴りました。

読経がはじまりますれば、雨音さえかき消すほど皆様の思いがご先祖様・故人をはじめ動物さん達へご回向されていきます。

法要あとの皆さんのお顔がとても穏やか、内陣へ供えられたお灯明のひとつ、ひとつへ戒名・法名愛おしい方のお名前が照らしだされ、微かなよい香のかおりが本堂隅々へわたるのを感じます。

思い切ってきてよかった、お不動様の御縁日にも来られるように手を合わせる後ろ姿、阿闍梨の慈愛に満ちた眼差しへ、参拝者の皆さん微笑み返しされておられました。

雨も小降りとなり、いつもの境内地巡回、寺標前の雨のなか寄り添う曼珠沙華、子が華やかに成長する根っこを支え、時がきて冬の頃は緑の葉をつけ光合成により栄養を送り続ける。

葉も花もお互いを同時に見ることがない不思議な彼岸花、お互いを見えなくとも支え合う信頼、ご先祖様と子孫のように思えます。

まるで我々に教え伝えるような気がする、ドキッとする深紅色が映える夜の境内地です。

関東から東北へ雨が移動しております、くれぐれにもお気をつけられ、明日は30℃の気温が戻ります、熱中症にお気をつけください。

座敷オヤジさん、お地蔵様のよだれかけ届きました。

関連記事

  • コメント ( 1 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. 座敷オヤジ

    こんばんは。ご連絡ありがとうございます。
    少欲知足には程遠い行中でお恥ずかしい限りですが、家の建て替えの時のように少しでも思いが届けばと作らせていただきました。

    おかげ様で新居が完成してからもう9年になります。今日、父の兄弟たちとお墓参りに行って来ましたが、皆高齢になって健康でいることの難しさを感じます。両親をはじめ親兄弟の姿から今から何をすべきか教わっている気がします。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

error: このページはコピーが出来ません