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金剛線

護摩壇の結界、五色の金剛線を阿闍梨と信徒さん方々と捻り、新しく張り直されました。

護摩壇が整えられ十数年、はじめての張り替えられた金剛線

災難を除き、厄を払い、幸福をもたらし、悪魔を屈服させるよう祈願

仏の智慧の火をもって心の迷いを焚く、護摩の炎は不動明王の背負う炎を表しています。

また不動明王は大日如来の化身であることから護摩の炎は仏の智慧も表しています。

投げ込まれる護摩木はただの木片ではなく、私たちの煩悩を表しており、護摩行というのは仏の智慧の炎で煩悩を焼き尽くすという意味合いがあり、お申し込みの添護摩木へ祈願と施主のお名前を記し、煩悩を払いその方の願いを祈念。

魔が入らぬよう張られた金剛線の結界、十数年間祈り続けられた証としてお護摩の跡が御座います。

この度、金剛線を御本尊様より賜わり、几帳結びをさせていただきました。

几帳とはカタバミの形、カタバミは真鍮の仏具や鏡を磨くために用いられいたことから「鏡草」とも呼ばれており、このことからカタバミは「輝く心」という花言葉がつけられ、スペイン・フランスではカタバミのことを「ハレルヤ」と呼ぶそうです。

御護摩の功徳、煩悩を払い幸せをもたらす、カタバミの持つ花言葉「輝く心、喜び、母の優しさ」を願い結んでみました。

手縫いの袈裟、あるいはお部屋、バッグへつけるのもよいでしょう。

人は寝ているときに魔が入りやすいとも、寝室へ飾られてもよいかもしれません。

祈りの意味と功徳をご存知の方々にとり、大変貴重なものではないでしょうか。

明日は房を整えてみます。

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