テクノロ爺さんへ
旅立たれてから一年。。。。。
桜の頃に出会い、桜のころにお別れでした
その間、知識とユーモア、極楽庵を読んでくださり、ツイッターへ書き込みをしてくださいました。
十六年前にパソコンを学ぶべく入ったばかりの私とPCクラブ退会寸前に、ご縁がつながりました。
ハンドルネーム「テクノロ爺」さん、初めてお会いしたのは九州篠栗八十八ケ所を遍路のとき、PCを見られ宿へお接待を自ら車を飛ばし届けてくれました。
書籍のこと・花のこと・旅のこと・PCのこと・家族のこと・みかんのこと・料理のこと….
数え切れないメールのやり取り、ふた回りも年下の私を「メル友」と呼んでくだいました。
奥様を亡くされ、一人暮らしをはじめた矢先のご縁とのこと、それから数年が経った初夏の朝、電話がなりました。
「テクノロ爺です、嬉しいことがあり是非ご報告したく、ご無礼を承知で電話をいたしました!!」離れて暮らす息子さん一家が同居してくれる、弱音を決して吐かない方でしたが本音は息子さん一家と一緒にいたかったのですね。
弾んだ声が論より証拠、そして一昨年のお誕生日にお子さん達がお祝いとして何がいいと訊ねたとき「岐阜の真伝不動明王寺の竹華灯篭まつりへ行きたい」と仰ったそうです。
術後間もなく、84歳の真夏の旅を決行するため、九州と岐阜のやり取りに半年を掛け、一昨年願いは成就しました。
十六年間のなか、お会いしたのは最初と最後のたった二回、それはそれは不思議なご縁でした。
お会いしたくてもままならない霊の世界、そろそろ会いに来てくれそうな気がして、封印していたツイッターのなかのテクノロ爺さんの優しいメール、まだまだ最後まで読み返せそうもありません。
月夜ではないのに夜桜が映え、きっと今夜は故郷の菜の花畑の一本桜の下で奥様と二人でお酒を召されていらっしゃるのでしょう、岐阜の桜が散ってしまわないうちにお二人で訪ねてきてくださいね。
メル友より
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