修行と修業
行・業の一文字の違いは何だろう
大概の方々は職業を持っていらっしゃる、只今休業中の方もおられるかもしれません。
中には主婦業もありますね、どれも「業」がついている
お寺を別に修行道場ともいいます、現在一人の行者が修行をされていますが行の期間がある程度決まっています。
皆さんが月に一度、掃除や草取りをしてくださるのも「行」なのです、アルバイトで一日働きに行きその分の報酬をもらいますよね。
それではお寺の草取りの報酬は?
ちゃんとメリットがあるのです、行ったことについて得るものがある、自分以外のものが喜んでくれる。
行はおこなうとも読みます、行う者を行者というのですから、皆さんも立派な行者さんなのです。
それをずぅーと続けていくと「業(生業)」いわゆる職業、業にもいろいろあり善業もあれば悪業もあります。
業については一代に限らず、善いことも悪いことも巡ってくるから恐ろしい、自死であろうが事故や災難あるいは病で亡くなるかもしれない、死に様よりも生き様が肝心。
好き勝手に生きるのもよいが続けていくと業となり、厄介なことに命の長さは百年そこそこ、業はなかなか消えないもの…
善いことも悪しきことも、只今の行(善行)をおこない、祖先の業(善いことに感謝し)悪しき業があるならば自らの善行を手向ける、所謂「追善回向」先祖供養ね。
真伝不動へ救われたいと願うものが多い、二十年三十年と長いご縁の方もおられます、ご遠方の方も多く一度もお寺へ来られたことがない人もいらっしゃる、地元の人が不思議がるくらい山奥の小さな寺、墓も納骨堂もない。
世間じゃ口さの無い者たちが「怪しくない?」そんな声もお構いなし、御本尊様の灯を継なげていこうとそれぞれがそれぞれにできることを続けていらっしゃる、祖先のためご自身のための善行。
先日、お寺のブログを拝読…..
奇しくも受戒をされた方でした、お寺ではなく職場にて気づかれたことが綴ってあり、大変嬉しく思いました。
切磋を共にできると、また、私のブログへ曜日が違いますとご指摘くださる方もいてくださり、ありがたいことです。
忠言しづらい立場にいるものですから、指摘すれば悪いかもあるいは稚拙と陰口もあるのは承知、そのいずれも私にとって重要ではなく教えてくださる人がいる、学ぶことへの忠言であり、疎かにしてはいけないことです。
生きている内の行、あなたには知らずと積んだ悪業を回向してくださる人がいらっしゃるだろうか、回向どころか墓じまい仏壇じまい、はたまた葬儀は必要なしの時代をつくってきたのは誰だろう。。。
約束のうてなへ花が切れることなく供えられ、他人さんであっても手を合わせてくれる、側には御本尊様と僧侶が毎日いてくれる(笑
珍しく、先日は僧侶二名が朝のお勤めが終わり、席をはずすことがあっても役員二名が対応してくれたようです。
ご参拝ですから御本尊様は席を外されることはありません、外参り作法をしてくだされば仏様は観てござるですね。
善行を続けることは難儀なこと、お寺には幸せの元がたくさんあります、長文を読んでくださりありがとうございます。
尸羅や縁側説法、9日にも少し触れることができればと考えておりますが、台風の進路にあたる地域の方々は防災を優先してくださいね。
コメント ( 2 )
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こんばんは。
悔しい思い。はがいい思い(広島弁?)明日は、台風に備えて、住職さまのお声がけで、有志の方々がたくさんお集まりのことと存じます。みなさま私たちの大切なお寺を、台風から守る準備をよろしくお願い致します。
遠方より、気持ちだけですが応援します。手が出せな残念です‼
わたしの愛する、蓮の池をお守りください。
広島の島 小松さん こんばんは 遠くの信徒さんはとても歯がゆいかと存じますが、ここは有志一同頑張りお守りいたします!!心強いコメントをありがとうございます。