喜びも哀しみも
数年前に訪れたブータン国、色彩や表現力の豊かさに目を奪われた旅
この季節になると滅多に行動を共にすることがない阿闍梨との旅
11月5日の誕生日、宿の紹介から食堂にいた各国の旅人達が祝ってくれました。
満席の人々が見知らぬ僧侶へハッピバースディの大合唱、入れ替わり立ち替わり撮影を頼まれていました。
生活を切り詰め世界を旅すること57カ国、本堂に飾ってある首長族の女性との写真、髪は伸び放題黒い衣は過酷な旅を示すように赤ちゃけ、生地もところどころ透けるくらい擦り切れて帰国。
この度、大袈裟の布地に使用されている一部は僧侶となったときから、喜びも哀しみのときも仏様の教え袈裟を纏い、泥棒に遭い・食中毒や飢えや渇き、時には突然の銃撃戦のなかをくぐり抜けた求道の旅。
学ぶものに問われると惜し気もなく、教える姿の彼に国境がない、あるとすれば学びの姿勢を感じられないものとは縁がない、なぜならば彼もまた求道するものだから。
私も求道者の一人として旅を続け、通りすがりの縁者とも語り合える同行をし続けたいと思う
合掌
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