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祟る人・障る人探し

先日の話の続き

12月8日〜2月8日の間はとても重要な期間であることは書きましたね。

ジャストではなく多少の前後を含みます。

祟るは神仏(人の仏ではありません)によるもの

障るは人や獣によるもの、大きく分けるとこうなります。

事納から事始めの期間、ものの怪が祟る・障る人間をもっとも厳しく探しまわります。

12月を師走といいます、師とは教える人を示し、その昔、師といえば僧侶でした。

僧侶が何故走り回るのだろう、口さがない人々は「坊さんの稼ぎどき」「金集め」などと(笑

実際といえば、祟や障に遭いたくないから、自宅へ呼び話を聞いたり、寺へ出向いてくる人々へ法を説く、一年の穢れをとり心身ともに浄らかになり、新年を迎える。

例えば、このような話を耳にしたことはありませんか?

新調した靴を夜、下ろしてはいけない(やむなき場合ややってしまった場合の対処方法はあります)それは何故なのでしょう。

ものの怪が祟る・障る人の靴に印を付け、事始めの翌日から不可思議なことが起きてきます、徐々に強くなり季節は春、所謂、木の芽どきの不安定な時期に発病すると伝えられています。

また、米・大豆・小豆・黒豆・五円玉・寿留芽・昆布・干柿を供え続ける家、それぞれの加護が秘められております。

鏡餅搗きへ参加される方へ、お帰りの際鏡餅をお渡しいたします、これには新年の鏡開きをされるとき神仏よりのご宣託が秘められており、その年の病あるや無し、怪我や事故などを知らせてくださると。

寺側からアレをしなさい、これをしなさい、したほうがいいですかの問いには答えません。

大きな手術を夏頃され、祈願の依頼がありお受けいたしました、ご不安なのは分かりますが毎日のように「失敗したらどうする」「医者が信じられない」「塩を手術室へ魔除けのために持参してもよいか」まぁ、時なしに電話を掛けてきました。

どこでどう話を聞いたのか….

2時間御本尊様へお祈りさせていただきました。

成功したとも葉書一枚連絡はなく、御本尊様へご報告の仕様がありません、他の用事で連絡があった際、事務方が「住職が心配されていますよ」と、答えは「祈願が済んだとそちらから連絡をしてくるのが当たり前」頭ごなしだったそうです。

師走月となれば、年末のご挨拶へ訪れる方も多い季節、事務方から住職と話をさせろと事情を話しても引かず、手が開く時間を知らせろなどと大変だったようで….八十近くになっても身勝手を通される。

挨拶の方へ少し待っていただき、電話へ出ました。

「他の人に挨拶しても意味がない、こちらから電話しなきゃならないとは私が傲慢ですか!!」まぁ、矢継ぎ早に話ができるということは、推測するに手術が成功したようです。

長話の時間がないので要件のみ伺うと「事務のものに伝えたのに、電話もかけてこないとは」たいそうご立腹、私に謝罪しろと..らちがあきません。

そこへ今年亡くなられたばかりのお母さんのお姿、申し訳なさそうに頭を下げ手を擦り合わせ私を拝んでくださる、ご自分で敷居を上げてしまわれ、この先ご縁が繋がるのか切れるのか御本尊様へお任せ致しております。(お母様が9月に亡くなられたことは、ご本人から聞いておりません)

真伝不動の寺は、年から年中師走状態ですが精進し、伝えられることはできるだけご来山いただき聞いていただく日を増やし、また、ご遠方の方々のためも伝える方法を考えてまいります。

8日にお手伝いくださった方々が「お寺の忙しさ、住職がこんなことまでされるとは。信徒さんが全国にいらっしゃるのも聞いてはいましたが、お不動様は凄い!!」夕方5時過ぎまで、封筒詰めをしていただき6時間かけてのご帰宅、無事帰宅の連絡が10時過ぎた頃、安心しました。

もうひと方は、1時間ほど掛けての帰宅後、家族の食事作りとのことでした。

それから役員達と打ち合わせを行い、それぞれが3時間程の道へお帰りです。

この日、役員のお父様がモヤシ料理を娘さんへ持たせてくださり、皆さんと頂戴いたしました。

お気遣いの一品、とても美味しくありがとうございました。

 

 

みなさん、ものの怪に御用心

 

 

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