青竹に勝る
約十年前、竹華灯籠まつりの飾りのひとつ古い枯れた竹を利用した「かざぐるま」をつくりました。
あれから大雨に打たれても、台風の最中でも回り続けていた「かざぐるま」、丁寧に心を込めた作品、部屋の奥から引っ張り出し外へ出しました。
嬉しそうにクルクル軽やかに回る姿、最後の一本になりましたけれど愛おしいですね。
様々な工夫が盛り込まれ、青竹のような新鮮さはないけれど、辛抱強く忍耐力は枯れ竹に軍配が上がります。
若い冒険心と希望がやがて経験を積み、歳とともに生まれる慎重と知恵が燻し銀のように重厚な輝きを放つ、老いることに不足なしと老いを楽しむ1日でした。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。