「出鐘 ・戻り鐘」を撞くことは縁起が悪いと言われております。
昔 京都で 悪い疫病が流行り たくさんの方が亡くなり、死体を荷車に乗せ、清水寺に運ぶ合図として、お寺で鐘を鳴らすことになりました。
鐘が鳴れば 死体を運ぶ合図、通りに面した方々は死体を見なくて済むように家の中に入れます。
現在は、斎場から霊柩車へ乗り、これから出棺し焼き場 へ向かう合図として車のクラクションを鳴らします、それと同じ意味です。
出鐘、戻り鐘は縁起が悪い(古くは死体を運びますの意味)
商売の方では出る金と捉え、縁起がよくないですから 出鐘を撞きません。
知らず出鐘を撞いてしまったら、最初から身を清めお賽銭を入れお参りをし直すのです。
戻り鐘を撞いたら、お坊さんや先達さんから途轍もなく叱られます、早死にされないよう、あなたの為を思って叱るのですよ。
鳴らす意味があるのですから、なんでも撞いたらいいと言うものではありません。
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