御回向
故人を思う優しさを形へ、届けられた布草履を添え水乞供養をさせていただきました。
今日は「白装束の縫い方」でした。
なかなか袈裟紐が縫えず…
壇上の金剛線をいただき、本日テラへの袈裟供養をお彼岸までに間に合わせられました。
そして、お彼岸団子・お写経などを入れる可愛らしい頭陀袋も仕上がり、阿闍梨さんよりこ御朱印をしていただきました。
袈裟縫いを教えてくださった阿闍梨さん、教えてくださった方はいつまでも私の師であり先生です。
師より御朱印をしていただけるよう、上手下手より教えていただいた通り仕上がっているか見ていただき、御印をいただきはじめて袈裟となります。
教えてくださる方が側に居られる、本当にありがたいことです。
こちらは生前より「動物さんのうてな」へ記名されている、「チビ」ちゃんが昨日旅立ちのご連絡をいただき、お団子袋を縫わせて頂き、亡きチビちゃんへ届けあげました。
この世の事情はどうであれ、生まれるも死ぬるも一度きりのこと、悩んでも苦しんでもいいじゃないですか、時には憎むことがあっても、一度きり人生大行事には喜び、旅立ちの際は懇ろに慈しんであげてください。
通って来た道、そして往く道だからここそ、今を大事に生きてほしいと思います。
姿形や大小の不平等あれども、命に大小はなくみな尊いひとつの命こそが平等。
コメント ( 1 )
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こんばんは。早速お供えしてくださいましてどうも有難うございました。住職のコメントからもしかして故人から経緯をお聞きしているのかなとも思ったりしますが、本人と家族の者では捉え方も異なるでしょうからあえて言いませんが、かろりさんは残された時間が少ないと知っても会いに行きませんでした。それで彼は理解したのではないかと思っています。
今まで知らなかった時間と出来事に思いを馳せ、やはり理解できない部分もありますが、好きなように人生を送ったのだと姉弟で話をしていました。
さて装束を縫う会もご無沙汰しておりますが、何とか二枚目の宿題を1日1本を目標に頑張っております。皆さんに追いつけるよう、自分と向き合いコツコツ前進です(^0^)