毒が降る
七月一日半夏生に合わせ毎年「うどん」を供えられるご一家、今年も届きました。
御本尊様とご当家のご先祖様へ供えました。
古くから七月はご先祖様が通られる道分けにはじまり、一週間ごとに七夕、お盆、地蔵盆へお迎えし、この季節だけに出される麺もあります。
一日は半夏生といい農家さんはこの日までに田植えが終わらないと、収穫量が半減し半夏生に田植えをしてしまったら三年は同じ日に植えなければなりません。
また、毒が降る期間ともされ、食べ物で除災する風習もあり、関西ではタコあるいはうどん、小麦餅をつくり供えて食べます。
我が家は毎年うどんを半夏生の一日から五日までの期間食べ、その間は農作業をしてはいけないと教えられてきました。
したがって毎月一日参りの中でも、七月の半夏生からの五日間は特別なんです。
大雨が降る頃でもあり、洪水で井戸や断水による水当りや食中毒になりやすく、事実ニュースで三千人規模の食中毒が出ています。
そして七夕に特別な麺を供えて、人が持って生まれた星へ供養する、これもずっと続けてきたけれど聞かれないことは教えません。
七夕まつりや願い事優先とする方向へ流れてしまう傾向があります、未婚者が増えたのもまんざら嘘でもないように思います。
表面の意は誰でも調べられますが、深い意は口頭と実戦で伝えられます、祖母から母へ娘や嫁に伝えられます。
15日盆あるいは地蔵盆までに十三佛様へ祈願・回向の十三佛写経を浄書し納めます、どうしても間に合わない時は本尊会までに収めましょう。
私も一日から浄書しており、13枚1組にて真伝の写経用紙があります、上手い下手にこだわらない。
続けるとは大切、あちらに行ってから驚くよりも。
今から実践。
ご先祖様が喜ばれると思います。
筆・鉛筆・ボールペンでも大丈夫です。
用紙は祈願あるいは供養も兼ねておりますので、当寺用紙のみとなっております。
あっ、おうどんが冷めてしまいます。
コメント ( 8 )
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ご住職 おはようございます。いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
「朝露を集めて、その水で墨をすり、願い事を短冊に書くと願いが叶うと言われています…朝露を集めてください」というお手紙が幼稚園らきて驚いた記憶があります。ここは田舎なので、隣のお宅の里芋の葉からいただきました。1年に1度のことですが、わかってないと難しいです。1年365日1日24時間、外で生きている命が天のご機嫌をご存知で知恵をお持ちなのでしょう。ご住職が人の言葉を話せるので良かったです。今日もひまわり笑顔で頑張ります。
にーださん こんにちは 雨が上がるとカエルの合唱から、セミの声が間近ですね。スーパーも冷蔵庫も無かった時代、同じ二十四時間なのですが長かったのは気のせいでしょうか。ボーッとする時間は仏さまの世界にいるような錯覚がして好きです。
あぁ、前日に見ていたら今朝畑に出なかったのに…昔の人はよくご存知だったのですね。この時期は買い置きのおせんべいも湿気りますし、子どもの頃この時期に食パンにカビが生えたのを今でも覚えています。
最近の昼食はメスティン炊飯ばかりでうどんを食べるのを忘れていました。とりあえずご案内でいただいた封筒に写経用紙が一枚入っていたので書いてます(^^;
座敷オヤジさん 食中毒に気をつけてくださいね。メスティンでうどんも召し上がれ♪世界各国の異常現象、食料の保管を本格的に考えなければなりませんね。お写経私も精進します(*^^*)
いつもありがとうございます。
十三佛様へ祈願・回向の十三佛写経まだ大丈夫でしょうか。
飯山のコイタロウさん そちらの雨は大丈夫ですか。十三佛写経専用の用紙は明日の十時以降、お手数ですが寺へお問い合わせ下さい。 長野県も揺れており何かと不安要素が多い年ですね、くれぐれにもお気をつけ下さい。
ありがとうございます。
北信地方は大事ありませんでした。
岐阜県の方も大変なことになりお寺大丈夫でしたでしょうか。
色々と大変な年で地震のことも心配です。
用意して気を付けていたいと思います。
明日お寺の方にお電話させていただきます。
ありがとうございます。
飯山のコイタロウさん お手数をお掛け致します。