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ひまわり

ひまわりがたくさん植えられている地域があります、今までは然程意識しておらず….

夏の代表的な花、鳥のための餌にするのか、それともリス達の食事かも。

ところが養蜂場の方とご縁があり、話を聞いていくうちに色々なことが分かってきました。

近頃の田んぼに蓮華草を見かけなくなって久しい、そういう話から実は養蜂場近くの農家さんへ大量の種子を田んぼに撒いていただいているとのこと、ニホンミツバチのために。

そして蓮華草が咲き終わるころ、ひまわりの花が咲くようにやはり大量の種子を撒いてもらっているそうです。

庭に花を植える家も少なくなり、里山も減少すると獣が増え根っこや新芽が食べられ、蜜を集めるのもひと苦労。

時期がくると巣箱ごと花を追いかけ北上、満開の桜の近くで蜂蜜を集め桜見物どころじゃないほど多忙と聞きました。

今年は花も虫も少ない、なぜだろう。

スーパーの蜂蜜と比べると値段の差が大きい、もちろん安いものを選びがちですが美味しさにも差があります。

養蜂業者さん曰く、混ぜ物のない蜂蜜を是非多くの人に食べてもらいたいと、そして蜜蝋を分けていただいた、自分たちは蜂蜜専門なので副産物で儲けようとは思っていませんと。

来年の話で恐縮ですが蜂蜜絞りをお手伝いさせていただき、蜜蝋を分けていただくことになりました。

蜜蠟のローソクは大変手間がかかりその分高価です、人生の一部をそのために使うのですから当然ですね。

お坊さんもタダで相談するのが当たり前、いいえ、自分の生き方が尼僧になっただけであり、その中で見ず知らずの人が突然来て、要求ばかり突きつけてくる、ご本尊さまは何も仰られずですが、私は僅か100年くらいの時間を要求され切り取られる、もちろんお断りいたします。

お坊さんは暇人に見えるようですが、そんなことはないのですよ、時間を貰えるのが当たり前、それも自分だけに時間を避けと平然と仰る、他人の人生を当たり前のように要求するから、抱えている問題が起きてくるということを知らない。

なんとかしろと粘る方もいるが、私の心は動かない、しかし、自ら動かされる人もいらっしゃる、その差は何なのだろうか。

知らないことを教えていただくとき、師であるため師の時間をいただくために自らが邪魔をしないようお手伝いさせていただきます。

当然、感謝と謝礼はマナーとして当然です、今でも私は知りたいことがあれば尋ね、貴重な人生の時間を私のために切り裂いてくれたのですから、一封は必ず持参いたします。

お授戒をされた方は、そこのところを少しずつ勉強され、生きながら仏となれるよう仲間として学び、身を惜しみません。

我儘もだんだんと減ってきます、そうすると色々抱えていたこと柄から解放されていく、自分で気づいていく嬉しいですね。

時間を取るのではなく、先輩後輩として切磋琢磨する時間が楽しいですね。

どちらが必要としているのか、それで配慮する立場が分かる、答えだけを求める方には抱えている不幸の糸口はどこへ行かれても見つからないでしょう。

気の毒、本当に気の毒。。。立場を変えてみると原因が自分にあると気づくはず。

養蜂屋さんへ感謝の一日でした。

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