家の庭
芒種月も本日で終わり、七月に入りますとお盆の行事がはじまります。
当山は「地蔵盆」の月ですね
昨今、大家族からどんどん少家族から、一人暮らしが増えてきました。
家族の行事も簡素化され、便利と言えばそうなのでしょうが、引き換えに大切なものを失う時代。
昔は自分の代で家を普請できる、それはそれは真に有難いことでした。
今は若い人たちでも家主になれる時代、家を建て種を植え育てる庭を持つ、所謂「家庭」字の如くです。
独立をして所帯を持つ、結婚して家庭をつくる、ほんの少し前までは当たり前であったように思います。
家庭の庭床に神仏が居られるか否か、子供が産まれ親はいつか年老いていき、やがて仏さまに必ずなります。
しかし、仏さまとなられた種が芽吹く庭がない(心)、親子三代が揃う家は宝蔵と言われ先七代を救うとも、様々な知恵や体験を学び、生老病死についても学べる尊い家庭、環境というのは生涯にわたり関与します。
角度を変え「家庭」を考えてみますと、御回向の大切さを観じられるのではないでしょうか。
七月は気象の変化が激しく、くれぐれにもお気をつけください。
代謝が悪いようで浮腫気味、多忙に任せ食を疎かにしていたようです。
昨日から「養生膳」に切り替えです。
小豆・人参・南瓜・昆布・もち麦・胡麻などを、たっぷりの水でとろみが出るまでじっくり煮込み、味付けは塩少々。
ほんのりとした甘味が身体に優しく、浮腫もやわらいできました、これからの季節にはよいですね。
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