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盂蘭盆と灯

真伝不動明王寺のお盆入りは8月12日、夕方より迎え提灯へ火が灯され法要がはじまります。

新仏さまの提灯、迷わずお帰りいただくため、一段と高いところへ灯されます。

勿論、愛犬や愛猫はじめ愛おしいものたちへ、飼い主さんより名前が書かれた提灯をたよりに嬉しそうに帰ってきます。

迎えの灯は、遠くからでも見えるよう真っ白

お盆の期間中、華瓶には鬼灯が活けられます。

この世に生まれたとき、魂の入れものは身体(肉体)、旅立つそれは魂が身体から離れ、来世へ生まれていきます。

この世に肉体を貰ったばかりは勝手が分からず、傷つきやすいものですから真っ白な産着をつくり、愛おしい命を待っていてくれる親がおります。

旅立つ際お着せする浄衣(白衣)あの世の福を願い送りだします、お盆に迎え火をたよりにこの世へもどり三日間のお接待を受けられる。

家族が寝られたとき、ご先祖さまはどこにおられるのでしょうか

諸説ありますが、切り子灯籠や盆提灯、蓮灯・鬼灯など灯りの目標と中が空洞になっており、そこが三日間の仮住まい。

絵にしてみますと

お盆期間中はご先祖様だけではありません、回向されていないものも多く、お盆中に海に入ってはいけない、地面近くに座り込んではいけない、家族仲良くするよう伝えられているのは、随分前にテレビでお話したことがあるかと。

生きながら魂の萎縮があれば空洞ができるため、他の魂に入り込まれることがあるのです、そうなれば事は簡単にすまず…憑依とは全く別物ですから厄介。

そして、もうひとつ最も大事なことは、供養されていない魂を救済する祈りです。

詳細が書けないところもあり、尸羅で音声としてできないか模索中。

真伝不動明王寺が灯と祀り、祈りを通じあなたの過去・現在・未来を大切に生きてくださるよう願います。

堂内内陣には、施主さんの御回向のローソク、届けられたお迎えの供物を御本尊不動明王御前へ調えられます。

本年の盂蘭盆法要へのご参拝予定の方々は、コロナウィルス蔓延防止期間中でもあり、ご自宅にて真伝不動方向へ向かい合掌を致しましょう。

当日、駐車場は使用できません、ご協力をお願いいたします。

合掌

 

 

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