父のこと
フエゴのしっかりとした鉢植え、有難いことです。
さて、今日は亡父の祥月命日、大好きな祖父は永遠の恩師、父は永遠の恋人と言えるくらい大好きな努力の人でした。
寡黙な祖父と父、我が家では家族が言い争いを見たことがなく、それでも家族それぞれに悩みはあったのではと推測する。
祖父母の背中は大きく、様々な経験を行動で教えてくれ、父はアイデァと工夫・技術が本当に面白かった。
六十年前、引き戸をしっかり閉めなければ隙間風が入り寒い、ちょっと来いと父曰く研究室と言っていた道具小屋へ呼ばれ、そこは機械や細々とした部品などが整頓され大人の工房。
そこへ行くと父の目が少年のように輝き、板の切れ端に原理図面をシャラシャラと書く….
自転車のゴムチューブを切る、麻糸を何本か編み込み蝋を溶かし引いていく、天秤秤の錘にを取り付けミシン糸の芯(当時は木でした)に二、三巻。
引き戸の方へ端糸を取り付け、柱に糸巻き、戸が閉まる柱へチューブを均等に上から下へ打ちつけ、錘がついた糸を道糸通しへ。。。
「戸を開けてみれ、そして離してみればいい」
不思議!!自動に戸が閉まる、閉まるスピード調整は錘と糸巻きに巻く回数により調節、でもさぁ、開けておきたい時はどうするの質問にニッコリ、ちゃんとストッパーが取り付けられており父が神様に見えた(笑
蝋を塗る・チューブを使う意味も、子供だからと言って手抜きせず教えてくれたものです。
大好きだった黒糖饅頭をひとつ父の為へ、あの祖父母と父の血が流れているこの命、有難いことです。
合掌
ご連絡が遅れました、花松さん、ヒラノさんプロジェクトへの喜捨をありがとうございました。
アスリート姉さん、寺内の薬石へご配慮をありがとうございました。
コメント ( 2 )
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ご住職 おはようございます。いつもお世話になりありがとうございます。「何だろう?この野菜」と思ったらフエゴ…「炎」という意味なのに、見事な緑…申し訳ありません。お世話をおかけしますがよろしくお願いいたします。こちらも雪の予報が出ました。お寺も寒さが厳しくなりそうです。どうかお怪我のなく、整備が進むようお祈りしています。
にーださん こんにちは 今、これぐらいの緑がよいのです、これから成長しお正月頃が一番素敵になるはずです、ありがとうございました(*^^*)