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稲妻

大きな雷があちこちで轟、肝が冷えますね
雷が多い年は松茸が豊作というお話をした記憶があります
我が家の祖父も、私と似たような持って生まれた能力があったようです、その能力は農業に活かされ常々「農業に携わる者は神々と話ができないと難しい」口癖のように言っていました。
父は農家は化学だと、祖父は自然農法と神仏を大切にしてきました。
父はロケットが飛ぶ時代に家相も何もあったものじゃない、二人ともそれぞれの意見があり、対立をすることはありませんでした。
天気予報の発達していない時代、祖父の能力は荒れた大地から多くの人々から信頼され、大農家へと発展しましたが驕らず昂らずを終生貫き通しました。
父の代になりますと機械や化学は便利で仕事も早いけれど、神仏への敬うところが不足していたように思うのです、もしも、それに気づいていたのならばと思ことがあります。
昨今、宗教とか信仰など悪いイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
超能力が身に付くとか、これをしなければならないなどの束縛、そうすることにより大きな建物も財力や権力さえも手に入る、そんなことはありません。
先日、記しました克己を貫いたのが祖父、自分以外(機械)に頼りすぎたのが父、甲乙つけ難い生き様です。
祖父・父から多くのことを学び、今の自分が居ります。
その中で「雷と台風」の話、雷が多いから今年は豊作、台風や洪水の翌年は豊作と教えて貰いました。
雷は「稲妻」ともいい稲の妻と昔の人は表現し、祖父も何か感じ取っていたのかもしれないです。
実際、科学的には雷の放電によって空気中の窒素が酸素と結びつき、雨に溶けて田畑に降り注ぎます。
窒素は植物体を作る上で必要です、雷によって空気中の窒素が供給されるのです。
窒素肥料というとホームセンターで袋に入って売っている窒素肥料ですが、天然の窒素肥料もあるのです、稲の妻と感性豊かですね。
雷が鳴ると線香を立て、窓際に寄らないのも身を守る教えのひとつ。
関東ではお盆の入り、供養・回向をさせていただきましょう。

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  • コメント ( 2 )

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  1. 座敷オヤジ

    こんばんは。稲妻って何気なく雷と同義語として使っていましたが、確かによく見るとそういう意味なんですね。

    昔の人の知恵がこんな形で伝わっていたとは驚きです!

    • wakei

      座敷オヤジさん おはようございます  昔の人って感性と本能が長けていますよね。そしていつも時間に使われず、時間を使っていました。良いことも悪いことも五分五分だけれど、良いことへ切り替えていくパワーがすごいの。災害までもを切り替えてしまう、生きるってすごいよ(*^^*)

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