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送りの鐘

畑のダリアが咲きはじめました、お山は暑い日が続いております
七月盆の地域は今日が送り火になりますね
東の夕暮れ少し気になる風景です
年二回のお気遣い、夏には「夏の足袋」年末には「御筆料」として覚えていてくださる方も少なくなりました、本当に有難いことです。
関東盆入りの十三日「迎え鐘」の写真はありませんけれど撞きました。
そして先ほど「送りの鐘」、浄土への道中が無事でありますよう願い撞きました。
寺へ無事に到着しましたの感謝を込めひとつ撞き、合掌
お参りの帰りは「戻り鐘」といい、撞かないのが決まりとされております。

「出鐘 ・戻り鐘」を撞くことは縁起が悪いと言われております。

昔 京都で 悪い疫病が流行り たくさんの方が亡くなり、死体を荷車に乗せ、清水寺に運ぶ合図として、お寺で鐘を鳴らすことになりました。

鐘が鳴れば 死体を運ぶ合図、通りに面した方々は死体を見なくて済むように家の中に入れます。

現在は、斎場から霊柩車へ乗り、これから出棺し焼き場 へ向かう合図として車のクラクションを鳴らします、それと同じ意味です。

出鐘、戻り鐘は縁起が悪い(古くは死体を運びますの意味)

商売の方では出る金と捉え、縁起がよくないですから 出鐘を撞きません。

知らず出鐘を撞いてしまったら、最初から身を清めお賽銭を入れお参りをし直すのです。

戻り鐘を撞いたら、お坊さんや先達さんから途轍もなく叱られます、早死にされないよう、あなたの為を思って叱るのですよ。

鳴らす意味があるのですから、なんでも撞いたらいいと言うものではありません。

 

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