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施餓鬼

仏教には「六道」という6つの世界があり、死者は生前の行いによっていずれかの世界に生まれ変わります。

「餓鬼道(がきどう)」はその中のひとつ、生前の悪行などにより餓鬼道に落とされた死者は「餓鬼」という鬼になります。

餓鬼の喉は針のように細く、食べ物や飲み物を受け付けません。そのため、飢えや渇きに苦しみ続けるとされています。

施餓鬼については「仏説 救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)」というお経で説かれています。

お釈迦様の十大弟子のひとりである阿難(あなん)尊者が瞑想していると、焔口(えんく)という餓鬼が現われ、「お前は三日後に死んで、私のように醜い餓鬼に生まれ変わるだろう」と予言します。
阿難尊者がお釈迦様に相談したところ、「お経を唱えながら多くの餓鬼や僧侶に食べ物を施しなさい。そうすれば、あなたの寿命は延びて悟りを開くことができるでしょう。」と話されました。
お釈迦様が話された通りにすると、多くの餓鬼が救われ、その功徳をもって阿難尊者も寿命を延ばすことができたそうな。

お盆に盆棚(精霊棚)などにお供えする「水の子」は、なすやきゅうり・にんじんを細かく刻み、お米を水で浸し混ぜたものです。

水の子は、餓鬼の喉を通り、空腹を満たすことができるため、施餓鬼を行う上で重要なお供え物のひとつとされています、もちろんお作法があります。

本日の施餓鬼棚

施餓鬼灯りを灯し、水の子を供えました。

夕方も台風の影響でしょうか、大雨が降り土がえぐれない様大きなゴミ箱をあちらこちらへ走り設置、正面の土嚢が間に合わず…砂利を購入しなければなりません(泣

慌てたものですから、ゴミ箱が弾き飛ばされ階段をコロコロ転がり、結局は下まで拾いに走っても頭から足元までずぶ濡れ(笑

座敷オヤジさんの叔父さんが大切に保管されていた「紐」、シートなど飛ばされないよう止めるために大活躍、明日叔父様へ美味しいビールを感謝を込め供えさせていただきます(*^^*)

新潟や岩手など台風から離れたところでも、大雨に注意してください!!

 

 

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