師の声
春独特の朝
今日から抗がん剤投与の道しか選択肢がない女性、乳がんの女性とそれぞれ二月から寄り添いサポートをさせていただいている。
いつかは旅に出る同じ旅人、登り坂での縁・下り坂での縁、生きることが当たり前でないことに気付かされる病、死は他人事と思っていた筈が突然に突きつけられる。
動揺・諦め・落胆・投げやり…..自らの心を制することの難しさに直面、人間ですもの揺れ動く気持ちもでてきます。
残された日々を泣き暮らすには勿体無い、穏やかな日々を過ごし往生へと。
生きることを冷静に受け入れる、愛しいものを失うことは計り知れない苦痛だろうと思います。
日中、知らぬ女性からの電話があり、偶然受話器を取りました。
お供えにきじろかあかじろ、それともくろしろか分からないので教えてくれと、御本尊様へのお供えでしょうか、目的に合わせ施主さんがお決めになられることです。
どうも「のし袋」かと思い、水引のことでしょうかと聞いたところ、専門用語を使ったって分からないと仰るので紐の色ですか、急に怒り出し「あんたは勉強不足で何も知らない、偉そうな物言いと高飛車少しくらい勉強しなさいよ!」それは大変申し訳なかったです、私は前田和慧と申しますと名乗った途端電話を切られました。
まぁまぁあることです、しきたりやマナー、慣習や方言の違いもあり、特に言葉のイントネーションの印象には気を使います。
関東の歯切れよさと早口は怖いと思う人も、ゆっくりだと煮え切らないなど受け手により誤解が生じやすいもの。
「一流と二流の差は忍耐力の差」師の声が心をよぎったまだまだ修行中の一日でした。
カワイさん、和慧プロジェクトへのご支援ありがとうございます。
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