はがき
ハス植え替え様子をブログでご覧くださり、はがきをいただきました。
「どうしてそんなに急いでいるの?ハスは待ってくれるのに」
一粒の種が旧役員の方が芽出しをしてくれ、数年花が咲かず…
阿闍梨が行を終え戻った年より、咲きはじめました。
年々、信徒方々が植え替えをしてくださり、種も増え各地にて真伝のハスが咲きましたとのご報告をいただけるようになりました。
旧盆の七月頃咲き、新盆八月の送り火の際、迎え提灯を頼りにお出でになられたご先祖様はじめ動物さん、送り火の日この世の手土産としてハスの葉のお皿へ好物をのせ、お花や灯と共にお浄土へと。
地蔵盆まつりもご先祖様と共に過ごす楽しい日々、庭でお帰りを待つ迎え火、おもてなしの踊りが盆踊り、生きているが如く子孫との朝夕のお食事、その間の楽しかったことを御仏へ土産話をたくさん持参していただきます。
その昔、お盆は一ヶ月ほどありました。
今でも大切な主人やお客様へお茶やお茶碗をお盆にのせてお出ししますね、盆という字は皿に分けると書きます。
私たちの大切なご先祖様をお迎えおもてなし、大切な方々や心を癒してくださった動物さん達、あるいはおもてなしを受けられなかった魂への供物をハスの葉のお皿へ分け感謝をいたします。
迎え火を焚くことも、送り火をすることも少なくなった時代、様々な宗教があり供養や感謝の方法も様々どれがよいとか悪いではなく、あなたがご先祖様の側であったなら覚えていてくれたことが嬉しい、好物や懐かしい家族と共に過ごす時間がどれほど幸せでしょうか。
お皿へどうぞとおかずやお菓子を自分のために用意される、嬉しいと思いませんか。
ハスの植え替えを急ぎましたのには、亡き魂への思いとハスの芽が出る季節前、生きている内でしか積めない功徳を皆さんとできる、ご遠方の方々の後方支援も功徳。
竹華灯籠まつりもご先祖様供養のひとつ、さて今年はどのようなまつりに皆さんとできるのか楽しみです。
誰かがするのではなく、みんなの心が繋がりつくられるお寺の行事、過去・現在・未来の三世が幸せでありますように。
一枚のはがきより、年年歳歳のハスとお盆の写真を掲載いたしました。
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